【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第541回 かまぼこ専門ECサイト <「吉開のかまぼこ」> リブランディング奏功、3期目で黒字化(2026年6月25日号)

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古式かまぼこ

古式かまぼこ

 福岡県福岡市の、吉開のかまぼこは、130年以上にわたり、実店舗があるみやま市を中心に愛されてきた老舗かまぼこ店。2018年に後継者問題などから休業したが、当時学生だった林田茉優氏が事業継承を目指して奮闘し、2021年12月に代表に就任して再スタートを切った。新たなターゲットにアプローチすべく直販に力を入れ、自社ECサイトで多くのリピーターを獲得している。林田社長に聞いた。

◆リブランディング

 この店の看板商品「古式かまぼこ」の特徴は、完全無添加であること。先代が8年かけて完成させた、かまぼこづくりの技術を受け継ぐとともに、その価値をどう表現するかを考え続けたという。
 「事業継承の中で、『何を残し、何を新たに挑戦するか』『素人社長の自分の役割は何なのか』というテーマに悩みました。約2年にわたって先代から受け継いだのは、作り方だけでなく、『こういうとき、どうする』という考え方や発想でした。その中で、素人の自分は顧客視点に近いことに気づき、私ができることは、先代が意識してきたが言語化できていないことや、お客さまに伝えきれていない価値を表現することだと思いました」
 リブランディングでは、メインターゲット層にアプローチする販路開拓を行った。
 「先代の時は、売り上げの内訳が卸7、直販3で、卸はディスカウント型スーパーが多く、添加物が入ったかまぼことの価格競争に巻き込まれていました。その後、魚の価格高騰もあり、利益を出すには直接お客さまと深くつながって長くリピートしてもらう関係性の構築が重要だと思い、直販に注力してきました。現在は卸3、直販7ほどで、直販のほとんどを自社ECが占め、全国の健康志向・高級志向な人をメインターゲットにしています。また、卸は自然食品を扱うスーパーや高級そば店・料亭にアプローチし、販路を開拓してきました」


◆広がり・反響

(続きは、「日本ネット経済新聞」6月25日号で)

<運営会社概要>
【運営】株式会社吉開のかまぼこ
【ショップ開設時期】2022年6月
【EC運営人数】2人
【ショップ形態】自社ショップ
【導入システム】STORES
【配送委託先】ヤマト運輸
 ※ネットショップ向けの卸については応相談

先代が8年かけて完成させた

林田茉優氏

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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