【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第111回 〈枡・木の器専門ECサイト「枡工房枡屋」〉/デザイナーと共同でユニーク商品も開発

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カンナくずを再利用した「マスト」は電気を使わないeco加湿器

升の生産量の全国シェア80%を誇る、岐阜県大垣市。升の専門メーカー「大橋量器」が運営する「枡工房枡屋」では、1000年以上の歴史の流れをくんだ製法にこだわるとともに、さまざまなアイデア商品を開発し、新たな升の魅力を発信している。モノづくりへのこだわり、国内外での反応などについて、代表の大橋博行氏に聞いた

●こだわり
 升の元来の用途である「はかり」を作ってきた「大橋量器」では、伝統技術を受け継ぐ製法や素材にこだわりを持っている。
 「素材のヒノキは、木曽、東濃、尾鷲、吉野など大垣市に近い地元産を使います。高級建築材や健具材を作る際に出る切り落とし部(端材)を活用することで、良い素材であるとともに環境への配慮も心掛けています。熟練の技を持つ職人たちが升づくりを行い、『木殺し』や『かんな掛け』で丁寧に表面仕上げを行うのもこだわりです」
 現在、升のニーズで高いのは、結婚式やイベントでの記念品。ネットショップでも人気商品だ。
 「『オリジナルデザイン枡』は、升の言葉をしゃれで名入れしたり、似顔絵やロゴ、イラストを入れるなど、毎日さまざまなオーダーが入ります。中でも一番多いのは、結婚式で升を席札に利用していただくご注文。『出席者から評判が良かった』という声を多くいただき、やりがいにつながっています」

●商品開発
 この店の特徴は、デザイナーとのコラボレーションや斬新なアイデアによるユニークな商品だ。
 「『エコ加湿器 マスト』は、工房で排出される『カンナくず』が水を通すことを発見し、知り合いのデザイナーとともに開発しました。『Math Salt(枡ソルト)』は、当社が情報発信のために参加していた『なごやデザインウィーク』でデザイン系の学生から出たアイデアをもとに商品化。『マスト』とともに人気商品となっています。また、新商品の『光枡』はクラウドファンディングによってリリースされ、情報誌やサイトに取り上げられる機会が増え、結果として当社への問い合わせも増えています」

特産品 企業データ
【運営】有限会社 大橋量器
【開設時期】2007年6月
【スタッフ数】2名
【ショップ形態】自社ショップ、楽天市場
【導入システム】Mydoショップ2
【配送委託先】ヤマト運輸、佐川急便、福山通運
※ネットショップ向けの卸については応相談

(続きは日本ネット経済新聞 10月8日号で)

大橋博行氏

枡ごと浴槽に入れるとヒノキとハーブの香りが広がる「Math Salt」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。


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