【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第302回 〈手拭い・はんてん専門ECサイト「東京和晒」〉/手拭い作り文化の発信に力を入れ、知名度アップ

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瀧澤一郎氏

瀧澤一郎氏

 東京葛飾区の「東京和晒」では、1889年の創業以来、小巾綿布(こはばめんぷ)・和晒(わざらし)にこだわり続け、手拭い、はんてんなどの製造販売を行っている。近年は手拭い作り文化の発信に力を入れ、「手ぬぐい染体験」がメディアで取り上げられたことで知名度がアップ。最近は新型コロナの影響で手作りマスク用の晒(さらし)生地の需要が大幅に伸び、ネットショップに新たな流れができているという。瀧澤一郎社長に話を聞いた。

◆特徴

 手を拭くだけでなく、額に入れてインテリアにしたり、ファッションの一部に取り入れたり、楽しみ方が多様化している手拭い。伝統の技を生かし、時代にマッチした商品開発に取り組んでいるという。
 「もともと晒工場であった強みを生かし、上質な生地と『注染(ちゅうせん)』という伝統的な染め技法を生かした商品開発を行っており、手拭いのイメージをいい意味で覆せるよう励んでいます」
 ネット販売しているのは手拭いのほか、ストール、おくるみ、東京都と民間企業が共同開発する「東京おみやげ」となっている商品など、自社オリジナル商品が中心だ。
 「自社ブランドを総称して『技市』と呼んでおり、『匠の技に出会える市場』をコンセプトに商品開発を行っています。同じ組合に加盟している工場の商品や、当社に携わっていただいた手拭いクリエイターの商品も数点販売しています。また、手拭い、浴衣などに使用する小幅生地の販売もこだわりの一つで、上質な生地、種類豊富な品ぞろえが特徴です」


◆反響・売れ行き

(続きは、「日本ネット経済新聞」7月2日号で)

〈運営会社概要〉
【運営】東京和晒
【開設時期】2004年7月
【EC運営人数】1人
【ショップ形態】自社ショップ、アマゾン、クリーマ
【導入システム】カラーミーショップ
【配送委託先】佐川急便
 ※ネットショップ向けの卸については応相談

「東京本染 てぬぐいおくるみ」

「Tokyo伴天(はんてん)手ぬぐい」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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