【こだわりの逸品特産品EC】第125回<天然山菜専門ECサイト「あきた森の宅配便」>/「山の名人」主役に、完全予約制の山菜採り代行サービス

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栗山奈津子

秋田県北部の白神山地、十和田・八幡平周辺で採れる天然山菜を販売する「あきた森の宅配便」。この店の特徴は、「山の名人が、あなたに代わってご希望の山菜を探しに行く」という販売スタイル。名人を通して、この地に受け継がれる「価値あるもの」を広めている。運営者の栗山奈津子氏に聞いた。

●きっかけ・販売形式
 幼いころから、山菜採りが得意なおばあさんと一緒に山に行ったり、山菜料理を食べていた栗山さん。「山菜採りには技術や経験が大切」という点に目を付け、「山の名人」が主役のネットショップを設立した。
 「単に山菜を販売するのでは面白くない……そう考えていたとき、主役を『山菜』から『山の名人』に変え、『お客さまに山菜を販売する』から『お客さまの代わりに山菜を採ってくる』という、完全予約制『天然山菜採り代行サービス』の形を思いつきました。山菜採りは簡単ではなく、経験豊富な山の名人も苦労して収穫します。さらに山では、熊に遭遇することや、遭難、けがなど危険がいっぱい。名人たちが無事に山から戻ることを常に願い、採ってきた山菜を大切に扱い、できるだけ早くお客さまにお届けしています」

●商品の特長・反応
 雪国ならではの山菜、自然の力で育った天然モノであることが商品の特徴であり、おいしさと同時に感動を味わう人も多い。
 「冬は雪に覆われ、春には豊富な雪解け水になる。ブナ林などの広葉樹も多く土壌が肥沃(ひよく)なことから、この地ではおいしい山菜が採れます。天然山菜は人の手が加わっていないので形や大きさにバラつきがありますが、山の恵みを堪能していただけます。あるお客さまから、子どもの教科書に『ふきのとう』が載っていたが実際に生のふきのとうを見たことがないと、ご注文いただきました。商品をお送りしたところ『成長の過程が段階ごとに分かるサイズがそろっていて、とても勉強になりました。同じクラスの人にも配って、山の恵みを感じながらいただきました』とのお返事。思いがけない素敵なストーリーをお聞きし、とてもうれしかったです」

(続きは日本ネット経済新聞 3月3日号で)

秋田で最もポピュラーな山菜「天然みず」=小松ひとみ撮影

お薦めの調理法は「天然みずの塩こんぶあえ」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。


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