【こだわりの逸品を全国展開 特産品ＥＣ】第５１８回　イチゴ・スイーツ専門ＥＣサイト「いちごの里オンラインショップ」／ＥＣ専門部署立ち上げ、季節商品・ギフト品売上増（2025年11月20日号）

　栃木県小山市にある観光農園「いちごの里ファーム」が運営する「いちごの里オンラインショップ」では、自社農園で年間を通じて収穫できるというイチゴをはじめ、新鮮な季節の果物を使ったスイーツを販売。コロナ禍を機にＥＣの専門部署を立ち上げたことで売り上げを伸ばし、多くのリピーターを獲得したという。ＥＣ事業部の川村雅子氏に聞いた。

◆こだわり・特徴

　「いちごの里」は、年間２５万人以上が来場する日本最大規模のイチゴ狩り体験農園。ここを訪れた人だけでなく、全国に栃木のイチゴの味を届けるという思いのもと、スイーツづくりを行っている。
　「いちごの里は、観光農園・直売所・工房・レストランが一体となっている点が特徴であり、強みです。自社農園で育てた完熟イチゴを中心に、季節の果物を使ったスイーツづくりを行っており、収穫したての果物を自社工房へ運び、鮮度を生かしたお菓子に仕上げています。農園とパティシエが連携し、果物本来の甘さと香りを生かすことにこだわっています」
　ＥＣサイトでは、ケーキや焼き菓子などが人気だ。
　「イチゴをぜいたくに使った『いちごの里タルト』は、見た目の華やかさとおいしさで多くのメディアに取り上げられた人気商品です。また、『スカイベリーショートケーキ』はオンラインショップ限定の冷凍ケーキで、年間を通して販売しています。現在のおすすめは自家製イチゴと北海道産バターを使った『たっぷり苺のフィナンシェ』で、食べた瞬間にイチゴの甘酸っぱさとバターの香りが広がる一品です。ギフト利用も多いので、自由にメッセージを入れられるメッセージカードやなど、心のこもった贈り物になるよう心がけています」


◆反響

（続きは、「日本ネット経済新聞」１１月２０日号で）

<運営会社概要>
【運営】農業生産法人　株式会社いちごの里ファーム
【ショップ開設時期】２０１５年
【ＥＣ運営人数】２人
【ショップ形態】自社ショップ
【導入システム】ｓｈｏｐｓｅｒｖｅ
【配送委託先】ヤマト運輸