【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第173回 洋菓子専門ECサイト<Perle(ペルル)>/ピアノモチーフの「マレ」で人気に火が付く

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米野博英 氏

米野博英 氏

 静岡県沼津市に実店舗を構える洋菓子店「ペルル」。ネットショップでは、ギフトに最適な焼き菓子を中心に販売しており、中でも注目を集めているのがピアノをモチーフにしたパッケージの「MARAIS(マレ)」。ツイッターで盛り上がり、人気に火が付いたという。オーナーシェフの米野博英氏に聞いた。

●こだわり・商品開発
 お菓子を通じて〝優しさ・感動・笑顔〟を届けることをモットーとする「ペルル」の洋菓子は、寿太郎みかん、伊豆のイチゴやマンゴー、ニューサマーオレンジなど、地元の素材を使っているのが特徴。さまざま洋菓子を作り出す中、「沼津の手土産として目を引くものを作りたい」と考え、生まれたのが「マレ」だ。
 「商品開発の際、渡す人ともらう人、双方が感動するものを作りたいと思いました。遠くまで持ち運びができ、個別包装で食べやすく日持ちがするお菓子であり、おいしく高級感がある。これらを網羅するために、何度も試作を重ねました。ピアノの鍵盤のパッケージは、沼津のデザイン事務所、ラトーナマーケティングに依頼。鍵盤に合わせて商品も2色使いにし、フィナンシェという伝統菓子にオレンジピールとチョコチップを入れ、現代的な味に仕上げました」
 
●反響・客層
 昨年、ツイッターで「マレ」が紹介されると、情報が一気に拡散し、全国から注目が集まるようになった。
 「ネットがつながらないという電話の問い合わせが頻繁にあり、一時期は注文数の多さに対応しきれませんでした。その時期、ネットショップの売り上げは設立月の100倍以上になり、大変驚きました。

(続きは、「日本ネット経済新聞」5月25日号で)

「マレ」(2オクターブ15個入り)

寿太郎みかんを使った「燦々マドレーヌ」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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