【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第266回 〈京風お好み焼き専門ECサイト「京都どんぐり」〉/京都名産の食材をふんだんに使った商品作り

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木村隆紀氏

木村隆紀氏

 1977年創業、京都・伏見に本社を構え、市内に9店舗を展開するお好み焼・鉄板焼店「どんぐり」。地元の生産・製造業者から仕入れた厳選素材を使用し、京都ならではのメニューを提供。実店舗の商品を冷凍食品として改良したものを中心に、ネットショップで販売している。商品へのこだわり、反応、今後の展開などについて、木村隆紀社長と食品事業部の木村慎二氏に聞いた。

◆こだわり・特徴

 京野菜、京都米、京漬物、京とうふ、京地酒……。京都名産の食材をふんだんに使った商品作りが、この店の大きな特徴だ。
 「地元の取引先のご協力のもと、お好み焼・鉄板焼に調理して提供しています。そのすばらしい京都の食材を全国の方にもお届けしたいと考え、『京のこだわり冷凍食品事業』をスタートしました。長年お付き合いのある地元企業の皆さまのおかげで、冷凍食品にはあまり使わない食材や日本酒、しょうゆなどを使っています」
 ネットショップの人気商品「京野菜の入った京風お好み焼」と「京漬物の入った京都米の焼おにぎり」は、実店舗の味を冷凍でも楽しめるよう改良を重ねたという。
 「当店のお好み焼きは、出汁の入ったふっくらふわふわ食感の生地が最大の特徴です。冷凍でも同じ食感になるよう、粉のブレンドを変更し、生地に空気をたくさん入れるために何度もかき混ぜる作業を見直しました。また、焼きおにぎりは、中はふっくら、外はかりっとした食感にするため、素焼きと本焼きの二度焼製法を採用しました。見た目も楽しめるよう、具材はお米で覆わず、色鮮やかな京漬物が見えるようにしています。お好み焼きは自宅用、焼きおにぎりはギフトのご利用が多いです」


◆客層・声

 客層は、30~70代の女性が中心。実店舗やテレビショッピングの利用者が、ネットショップでリピートするケースが多いという。

(続きは、「日本ネット経済新聞」8月29日号で)

〈運営会社概要〉
【運営】株式会社 どんぐり
【開設時期】2009年1月
【スタッフ数】3人
【ショップ形態】自社ショップ、ぐるなび食市場、楽天市場(出店予定)
【導入システム】カラーミーショップ
【配送委託先】ヤマト運輸

「京野菜の入った京風お好み焼」

「京漬物の入った京都米の焼おにぎり」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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