【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第132回 越前漆器専門ECサイト<うるし工芸 藤>/品質の良さリーズナブル価格を意識した商品提供

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加藤松一郎氏

加藤松一郎氏

 福井県鯖江市河和田地区を中心に400軒近い関連企業・工房が集まり、業務用漆器分野で全国シェア8割を占める「越前漆器」。「うるし工芸 藤」では、産地製造・直販、デザイン力を生かし、業務用のオーダーメードから個人のお客さまの意見を取り入れたものまで、多彩な商品を販売している。加藤松一郎社長に聞いた。


●こだわり
 長い歴史を持ち、伝統工芸品として認定されている越前漆器。大量生産の技術と業務用のニーズに支えられ、現在も多くの職人が伝統の技を継承している。「うるし工芸 藤」は創業当初から全国の百貨店をメーンに製造・卸を行い、高品質な商品を作り続けてきた。
 「百貨店の製品に対する品質管理は大変厳しく、約30年間、産地を代表する商品を供給してきたことは大きな自信になっています。業務用、個人用ともに、品質の良さとリーズナブル価格を意識し、消費者ニーズに合ったものづくりを心掛けています。また、お買い上げいただいた商品は、破損などした場合、格安料金で修理も承っています。これは、当店の商品の材質と確かな製造技術があるからこそ、できるサービスです」

●商品開発・反応
 ネットショップでは、カジュアル漆器から日展作家の作品まで幅広くラインアップ。そのほか、オリジナル商品のオーダーメード注文、名入れ・家紋入れの注文も多いという。
 「そば屋のそばを保管するケース、弁当屋のランチ用弁当箱、ワイングラスを安心して運べる滑らないトレーなど、業務用としての製造依頼が増えています。また、個人のお客さまから『食洗機に使用できないか』と言われることが多かったので、樹脂の成形品になりますが、おしゃれな渦模様のフリーボウルを開発しました」
 現在人気の商品は、表面に花柄をあしらった木製ランチョンマット。毎日の食卓にも、フォーマルな場面にも合う使い勝手の良さが特徴だ。

(続きは、「日本ネット経済新聞」4月21日号で)

食洗機対応、どんな料理にも合う器「銀の波フリーボウル」

枝と知恵が盛り込まれた「花柄ランチョンマット」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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