【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第359回 〈国産メンマ専門ECサイト「延岡メンマ」〉/竹害対策で社会貢献、認知度も向上(2021年11月4日号)

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江原太郎社長

江原太郎社長

 宮崎県北部に位置する延岡市は面積の80%を山林が占め、整備されていない放置竹林による竹害が生じている。この問題を解決すべく、竹を活用したメンマ作りに取り組み、「延岡メンマ」として製造販売を行うLOCAL BAMBOO(ローカルバンブー)代表の江原太郎氏。おいしく食べて社会貢献につながる活動とメディアで取り上げられ、認知度を上げている。独自の販促活動など、取り組みについて聞いた。

◆きっかけ・特徴

 東京農業大学で学び、農業に関わる仕事で経験を積み、地元宮崎にUターンした江原さん。実家周辺に放置竹林が多くあることに気づき、この竹をどうにかしたいとメンマ作りを決意した。
 「福岡の国産メンマを作る会社に何度も通い、現場で加工作業までさせてもらいました。まずは1年間辛くてもやってみようと考え、両親や地域の方々のサポートを得て、スモールスタートで続けることで乗り越えられました。そして今年5月にJA延岡と業務提携し、規格外のタケノコを買い取ることで、JA延岡・生産者の方々・当社と三方良しの連動が可能となりました」
 タケノコをはじめ、みそやトウガラシなどの素材も延岡産にこだわり、もちろん味にもこだわった。
 「より多くの人に親しんでもらい、継続的に活動するために、自分たちが本気でおいしいと思える味を追求しました。消費量を上げるには日本の食卓で使われるよう価値を上げたいと考え、コメ、パスタ、パンなどに合うような味付けを考えました」


◆情報発信・広がり

(続きは、「日本ネット経済新聞」11月4日号で)

〈運営会社概要〉
【運営】LOCAL BAMBOO
【開設時期】2020年11月
【EC運営人数】2人
【ショップ形態】自社ショップ
【導入システム】BASE
【配送委託先】日本郵便
 ※ネットショップ向けの卸については応相談

延岡メンマ

延岡メンマを使ったメンマトースト

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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