【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第81回 〈ラム酒専門ECサイト「コルコル屋」〉/南大東島のラム酒、唯一無二の味わいを提供

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「アグリコール・緑ラベル」

 沖縄本島の東に位置する南大東島。この島の人々の暮らしを支えてきた自然の恵み、サトウキビを使ったラム酒「コルコル」を製造販売する「グレイス・ラム」。独自性を追求した商品は、ネットショップや各メディアを通じて全国にファンを増やしている。金城祐子社長に話を聞いた。

◆こだわり

 事業計画から商品化まで3年3カ月を費やし誕生した南大東島のラム酒。唯一無二の味わいを持つ商品には、多くのこだわりが詰まっている。
 「数ある輸入ラム酒とは違う個性を出すため、無添加・無着色で素材重視のラム酒を造りました。サトウキビは1本1本手刈りが条件で、引き受けてくれる農家の方を探すのに苦労しました。手刈りにこだわる理由は、納品される量と搾汁機の処理能力とのペースが合い、新鮮なサトウキビ汁が確保できること。そして、機械刈りでは土や石など余計なものまで一緒に納品されますが、手刈りはきれいだからです。また、ラム酒に合う酵母の選定も試行錯誤を重ねました」
 商品名は、「CORAL CORONA」=「サンゴの冠」の頭文字をとって「COR COR」と名付けた。
 「『サンゴ礁の地質、円形の島=冠をイメージ』という南大東島を表した名前です。ラベルは島の地形・地図をそのまま使い、島の中心部にある当社工場を台風の目で記しています」


◆反応

 ラム酒の種類は、サトウキビの搾り汁100%で造られる「コルコル・アグリコール(緑ラベル)」と、砂糖を精製する際にできる副産物「糖蜜」を発酵させて造る「コルコル・アンデュストリエル(赤ラベル)」。ほかにはない味わいに、驚く人が多いという。
 「どちらも個性的なため、好き嫌い、好みがはっきり分かれると思います。一番人気は生産量に限りのある緑ラベルですが、最近はパンチのある赤ラベルのリピート注文も増えてきました。お客さまに当社のコンセプトが伝わってきているなと感じます。『最初は個性が強烈で飲みづらかったけれど、飲んでいくうちにハマりました』という声も徐々に増え、造ってきてよかったと実感しています」


◆売れ行き・サイト作り

 現在の売り上げはネットショップ設立時の約4倍。ネット以外に、約200店舗への卸売も行っている。
 「ベンチャー企業なので人手が少なく、ネットショップは直販だけでなく、店舗などへの販促ツールとしての役割も果たしています。サイトは制作を行っている知人が立ち上げてくれました。情報アップは私が行っていますが、画像やシステムなどに関しては今も知人が手弁当でやってくれています。なかなか思うようなサイト作りができていませんが、今後はお客さまにつくり手の思いや南大東島のことを知ってもらえるよう、動画を使って発信するなど、手を加えていきたいです」


〈運営会社概要〉
【運営】株式会社グレイス・ラム
【開設時期】2004年1月
【スタッフ数】1名
【ショップ形態】自社ショップ
【導入システム】ストアツール
【配送委託先】日本郵便

「赤ラベル」

金城祐子氏

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。


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