【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第159回 落花生製品専門ECサイト<いとうピーナッツ>/地元の農家の方々と連携した情報発信も

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伊藤寿一氏

伊藤寿一氏

 生産量日本一を誇る千葉県の落花生。八街市で大正時代から落花生製品を製造・販売する「いとうピーナッツ」では、殻付きやシンプルな味付けの定番ピーナッツはもちろん、本格派好みのピーナッツペーストも看板商品だ。製法やおいしさへのこだわり、反応、ネットショップの状況などについて、運営者の伊藤寿一氏に聞いた。

●こだわり・特徴
 豆の焙煎は、以前の炭を使った方法から、ガスと遠赤外線を備えたいり機に変わったが、ピーナッツの芯から入れていく製法は創業時と変わらず、おいしさを守り続けている。
 「焙煎の温度管理には一番注意を払います。また、落花生甘納豆のようにゆでる製品も、大釜で時間をかけてゆで上げます。こういった製法により、ピーナッツ自体が持つ甘味、渋み、香りを消すことなく仕上げます」
 ピーナッツペーストの製法にも、この店ならではのこだわりがある。
 「最初は大きなチョッパーで粗砕きし、それを黒御影石でひいていきます。この時点で香りが立ち、細かくコシの強いペーストが出来上がり、その後時間をかけて練り上げます。昭和55年の発売当初は100%ピーナッツペースト無糖のみ、料理用として販売していましたが、現在は加糖や粒入り商品も販売しています。いずれもピーナッツ本来の味を損なわないよう、砂糖、食塩、植物油脂などはごく少量の添加で作っています」

(続きは、「日本ネット経済新聞」12月1・8日合併号で)

サクサク食感の粒入り、無糖のピーナッツペーストセット

創業時からの定番商品「煎りざや」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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