【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第262回 〈ギョーザ専門ECサイト「音更ぎょうざの宝永」〉/実店舗とネットの相乗効果で全国展開

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戸越銀座店店長の田中美妃氏

戸越銀座店店長の田中美妃氏

 十勝平野の中央部に位置する音更町の「宝永食堂」で人気だった手作りギョーザの味にほれ込み、北海道をはじめとする実店舗とネットショップでその味を全国に広めている「音更ぎょうざの宝永」。北海道らしさあふれる商品、幅広い世代に人気の商品を武器に、メディア露出やSNSで認知度を上げている。戸越銀座店店長である娘の田中美妃氏と、ネットショップを運営する母の田中さゆり氏に聞いた。

◆きっかけ

 音更町の「宝永食堂」で販売されていたギョーザと出会ったときに感じた、おいしさと驚き。その思いが、「音更ぎょうざの宝永」設立のきっかけになったという。
 「このギョーザとの出会いは、知人からの贈り物でした。それを食べたらあまりのおいしさに驚き、『ご当地名物・音更ぎょうざを多くの人に広めたい』と思い、実店舗をオープンしました。すると、北海道外のお客さまから『もらって食べたらおいしかったので、送ってほしい』と連絡をいただくようになり、全国の方にご購入いただけるようにとネットショップを開設しました。始めた当初は電話注文が多かったですが、年々ネット利用が増えています」


◆広がり・売れ行き

 札幌本店をはじめ、東北や関東などに商品を販売する実店舗を増やしている。2017年に東京・戸越銀座店をオープンするとテレビなどで紹介され、実店舗とネットショップの相乗効果も生まれた。
 「戸越銀座店オープン時に、新商品『北海道とうきび餃子』を作りました。北海道産のトウキビを粒ごと入れ、ニンニク少なめ、ニラなしなので、子どもから年配の方まで人気があります。テレビで店が紹介され、この商品が知られるようになりました。実店舗が近くにある方はご来店いただき、近くにない方はネットで購入できるので、両方あるメリットは大きいと思います」
 テレビの露出によって売り上げもアップした。

(続きは、「日本ネット経済新聞」7月25日号で)

〈運営会社概要〉
【運営】株式会社アップデイト
【開設時期】2007年10月
【スタッフ数】2人
【ショップ形態】自社ショップ、アマゾン、ヤフーショッピング
【導入システム】非公開
【配送委託先】ヤマト運輸

音更餃子

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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