【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第79回 〈無農薬米・伝統米専門ECサイト「なかがわ野菊の里」〉/食卓へ「おいしく健康」を届けたい

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新居義治氏

 米どころとして1300年の歴史を持つ徳島県の那賀川平野で伝統米を栽培・販売する「なかがわ野菊の里」。ほかでは栽培されていない伝統米の独特のおいしさ、栄養価の高さを知り、食生活に取り入れる人が増えているという。伝統米への思い、顧客への提案などについて、運営者の新居義治氏に聞いた。

◆こだわり・思い

 2003年に「なかがわ野菊の里」ブランドを立ち上げ、同時にネットショップを開始。自分たちだからできるコメを田んぼから直接届けたいという願いのもと、コメのおいしさと健康を提案している。
 「誰が、どこで、どのように育てている食べ物なのか、賢く選ぶのが『安心安全な食べ物』の鉄則です。私どもは、皆がお米の味覚を知り尽くし値打ちを熟知していた古き時代の日本で愛されたお米を今に受け継ぎ、お客さまの食卓へ『おいしく健康』を届けたいのです。日本らしく、もっと一人一人の生活スタイルに合わせてお米を選べることを浸透させていきたいと思っています」


◆商品の特徴

 1300年の歴史を持つ門外不出の伝統黒米「弥生紫」をはじめ、栽培が難しく手間のかかるコメを、経験に基づく技と知恵、そして根性で生産し続けている。
 「『弥生紫』は一番繊細で手間がかかりますが、ほかにはない独特の甘みと柔らかな食感が好評です。『まま徳』は、アリューロン層という栄養分を蓄える層の厚みが多い大粒品種で、玄米食の方にファンが多くいます。阿波の伝統品種『徳ばん』も大粒のお米で、噛むほどに味わいが増すのが特徴です」
 独自のおいしさと栄養素があり、無農薬栽培で安心安全な製品をラインアップ。新規、リピーター、定期購入者は年々増加しており、「このお米しか食べない」という人も多い。
 「特に弥生紫を召し上がっている方は多く、『黒米が好きだから弥生紫を食べているのではなく、弥生紫が好きだから食べている。これじゃなきゃ家族が怒る』というお客さまの言葉は、とてもうれしかったです」


◆接客・情報発信

 特徴的なコメを取り扱うこの店では、商品説明や調理方法などの問い合せ・相談に応える「健康サポート米アドバイザー」がいる。
 「現在はお客さまのご相談に合わせて情報や提案などを作成し、商品に同梱しています。サイト上でもコンテンツを公開していく予定ですが、お客さま一人一人のためにというスタイルは変わりません。ホームページに加え、自社のiPhoneアプリも公開したので、今後はさらに便利に分かりやすく、無農薬米・伝統米専門店ならではの提案・情報発信をしていきたいです。そして、買い物していただくだけでなく、お客さまと直接コミュニケーションをとり、接客と連動させることで、産地直送ならではの販売をしたいと思います」


〈運営会社概要〉
【運営】なかがわ野菊の里
【開設時期】2003年
【スタッフ数】2人
【ショップ形態】自社ショップ
【導入システム】なし
【配送委託先】ヤマト運輸
 ※ネットショップ向けの卸については応相談

ポリフェノールなどの栄養価も高く、白米に混ぜて食べる「弥生紫」

噛んで粒がはじけると香りと旨味が楽しめる「徳ばん」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。


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