【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第152回 しじみ専門ECサイト<大竹屋>/漁師のこだわり生かし新鮮しじみを提供

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熱田大輔氏

熱田大輔氏

島根県、宍道湖名物として有名なしじみを産地直送で販売する「大竹屋」。サイトを運営するのは、しじみ漁師である熱田大輔氏だ。新鮮なしじみをよりよい状態でお客さまのもとへ届けるための、漁師ならではのこだわり、購入者の声、今年行ったサイトリニューアルの効果などについて、話を聞いた。


●特徴・こだわり
 「宍道湖産のしじみ」と一言で言っても、獲る場所や漁法で質が全く変わってくる。高品質なしじみを獲った後も、扱いや管理次第で品質がガラリと変わるのだという。
 「獲る場所が10メートルずれると、しじみの色が全く違う場所もあります。漁師同士のさまざまな会話と経験で、その日どこで獲るかを決め、しじみをなるべく優しく獲ることで鮮度を保ち、獲ってからは湿度と温度の管理に気を付けています。しじみの選別は経験がものをいう作業で、当店では20~30年のベテラン従業員が丁寧に選別し、よいものを厳選しているのが特徴のひとつです。また、当店のしじみはすべて砂抜き済み。砂を抜きつつ、ちょうどよい塩分にすることで、うま味成分を損なわないように心掛けています」

●客層・声
 品質へのこだわりと、漁師が営む鮮魚店「大竹屋」ならではの安心とおいしさで、毎年リピーターが増えている。
 「お客さまは30代以上のリピーターが圧倒的に多いです。しじみを食品ではなく薬のような感覚で常食されている方から『今回はいつもと少し風味が違ったから、前回と同じしじみが食べたい』と言われたことがありました。実は、獲った場所がいつもと少し違っていたのです。自分が獲ったしじみをこんなに真剣に食べてくださる方がいるのだと感激し、改めて『よりよいものを提供したい』と気持ちが引き締まりました。また、しじみは子ども受けがいいのも特徴で、『貝類は食べない子ですが、大竹屋のしじみだけは食べる』といった声もいただいています。しじみは冷凍保存がきくので、働きながら子育てをしている方にはぜひ、冷凍庫に常備していただきたいと思っています。困ったときにすぐ一品できますし、冷凍するとうま味成分が増えて、おいしくなるんです」


(続きは、「日本ネット経済新聞」10月6日号で)

「冷凍パック」を常備すれば、毎日の味噌汁も簡単に

「生鮮 宍道湖産大和しじみ Lサイズ」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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