【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第107回 〈赤こんにゃく専門ECサイト「乃利松食品 吉井商店」〉/創業120年以上の歴史と経験もとに製品を提供

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「こんにゃくかくれん棒」

●歴史・商品の特徴
 赤こんにゃくの起源は諸説ある。織田信長がこの地に安土城を築き、派手好きとされる信長が赤く染めるように命じた説。信長自ら華美な女装で踊り出たという近江八幡の「左義長まつり」で、祭りの山車に飾られた炎を象徴する赤い紙にちなんだ説など。歴史ある赤こんにゃくは、現在も冠婚葬祭の料理から家庭料理、学校給食でも食べられている。
 「赤は三二酸化鉄で着色しており、ほかのこんにゃくに比べて鉄分が多く入っているので、貧血の方や、ダイエット食品としてもおすすめです。サイトで赤こんにゃく料理のレシピを掲載していますが、地元の家庭では、鉄板焼き、きんぴらごぼう、おでん、煮物などがポピュラーです。きれいな色が料理のアクセントにもなります」

●こだわり・新商品
 創業120年以上の歴史を持つこの店独自の製法と経験をもとに作られる赤こんにゃくは、味が良く染み、調理しやすいのが特長だ。
 「目に見えない気泡を多く作ることで、味染みが良くなります。また、ひと晩温湯に浸すことで余計な水分が排出され、おいしいこんにゃくになります。優秀な赤こんにゃくを提供できるよう、一つ一つ丁寧に作っています。きめ細かくほどよい軟らかさで彩りもいいと喜んでいただき、励みになっています」
 商品は、板状のものから糸こんにゃく、玉こんにゃく、味付こんにゃく、そして練り製品と合わせた新商品も好評だという。
 「当店は魚肉練り製品も取り扱っているので、タラのすり身の中に味付赤こんにゃくをしのばせた「こんにゃくかくれん棒」を開発しました。お酒のおつまみに、お弁当の彩りにと好評です。また、低農薬有機栽培のコシヒカリ米をおにぎりにして味付赤こんにゃくを中に入れ、魚肉すり身で包んだ「米丸」も最近発売し、人気商品になっています」

●売れ行き
 メディアでの紹介、口コミなどで認知度は徐々に高まり、ネットショップの売り上げは設立時から約5倍に伸びている。
 「ここ数年は、北海道から沖縄まで全国から注文が来るようになりました。地元の方が近江八幡の特産品として贈り物にされることもよくあります。また、業務用商品も取り扱っているので、業者からの注文も増加しています。しかし、まだまだ赤こんにゃくを知らない方は多いので、新商品を増やし、多くの方に手軽に食べていただけるよう、ネットを通してアピールしていきたいです」

「味付赤こんにゃく」

吉井昌之氏

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。


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