【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第96回 〈西京焼き専門ECサイト「京design」〉/伝統的でありながら新しい西京焼きを提供

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本城光宏氏

京都で料理の修行を行い、地元である神戸市で創作和食店をオープンした後、同じ店名で西京焼き専門ネットショップを設立したシェフの本城光宏氏。京都の老舗とは違うアプローチで、「伝統的でありながら、新しい西京焼き」を提供している。店のこだわり、客層や反応になどついて聞いた。

◆こだわり

 西京焼きは調理、焼きに時間がかかるため和食店の通常メニューにはなく、ネット限定で販売。秘伝の西京みそを使い、昔ながらの「本漬け」製法で作ることに加え、西京漬けではなく焼いたものを販売しているところがこの店の特徴だ。
 「西京漬けを家庭で焼くと焦げやすく、うまく焼けないという声を多く聞いていたので、焼いたものを冷凍特殊真空パックの個包装で販売することにしました。当店の商品は一切れ100グラムと大きく、レンジで温めるだけでいつでも新鮮で本格的な西京焼きが楽しめます。商品化までは2年かかり、魚の種類によって違う水抜きの方法や回数に一番こだわりました。また、普通は一度漬けのところを二度漬けすることで、味が良く入るようにしています」


◆トータルイメージ

 現在、ネットショップの注文の約9割がギフト用。セット商品の充実とともに、包装へのこだわりも魅力の一つになっている。
 「パッケージやサイトデザインなどトータルで、オシャレでかっこいいイメージに統一し、京都の老舗との違いを出しています。ギフト用の包装は、企画制作会社と徹底的に議論しました。商品を木の箱に入れて風呂敷で包み、透明の袋に入れて発送するので、もらった方は驚かれることが多いようです。二重ダンボールなどの過剰包装をやめる狙いもありましたし、風呂敷はタオルとしても活用できます。サイトでは、秘伝の合わせみそへのこだわりや味の特徴、そして無料のギフトパッケージの紹介などを写真と文章で分かりやすく掲載することで、ギフト商品の注文増につながっているのではないかと思います。ネットショップ設立時から、売り上げは約2倍に伸びています」


◆客層・今後

 商品の特徴から、購入者の年齢層は高め。母の日、父の日の贈り物にも人気だという。
 「海外に住む日本人の方が当店のサイトを見て、日本にいる親族や知り合いに贈りたいという新規の注文が月に何件かあり、意外に感じています。また、ご自宅用の単品をまとめて購入され、『朝ご飯に食べています』という方もいらっしゃいます」
 今後は、日本だけでなく海外でも西京焼きと和食を広めたいと話す本城さん。
 「海外販売はクール便の問題などにより無理なので、海外のイベントに参加し、みそを持参して、現地で調達した魚を使った西京焼きを販売するといったこともやってみたいと考えています」


〈運営会社概要〉
【運営】京design 西京焼き専門店
【開設時期】2013年10月
【スタッフ数】3名
【ショップ形態】自社ショップ、Amazon(運営はEストアー)
【導入システム】Eストアー
【配送委託先】佐川急便
 ※ネットショップ向けの卸については応相談

人気商品は西京焼きとおばんざいの贅沢ギフトセット

秘伝の合わせ味噌

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。


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