【こだわりの逸品を全国展開 特産品ＥＣ】第５１０回　<漬物専門ＥＣサイト「京つけもの　ニシダや」>　伝統的な味と新しい食べ方でファンを増やす（2025年9月18日号）

　昭和１１年創業、京都の東山に店舗を構える「京つけもの　ニシダや」は、地元の人々や観光客に親しまれてきた人気の漬物店。伝統の味を守りつつ、漬物の新しい価値を提案する商品開発にも力を入れ、メディアや口コミを通じて全国にファンを増やしている。名物の「しば漬け風味　おらがむら漬」をはじめ、贈り物や定期便の利用も多いという商品の魅力とは何か。女将の辻村薫氏に聞いた。

◆特徴・こだわり

　ニシダやの看板商品「しば漬け風味　おらがむら漬」は、年間４０万個を売り上げる不動の人気商品だ。
　「おらがむら漬は、創業者の辻村安右衛門が京都・洛北大原に伝わるしば漬を参考に、本来ナスが主であったものをキュウリに変え、独自の製法で生み出しました。当店のきゅうりは『四葉胡瓜（すうようきゅうり）』という特別な品種を使用しています。入手が難しく、手間のかかるキュウリにこだわるのは、お客さまに心からおいしいと感じていただける漬物をお届けしたいという、辻村安右衛門の強いこだわりを受け継いでいるからです。ネットショップでは、おらがむら漬と店主自慢の６種８品が入った『定番お漬物セットＦ』が贈答用セットとして一番人気です」
　定番のほか、漬物をもっと気軽に新感覚で楽しめるような商品をラインアップしているのも特徴だ。
　「おらがむら漬を使った『赤いたるたる』、すぐきを使った『白いたるたる』は、『マヨネーズと漬物って相性抜群！』というスタッフのアイデアから生まれました。また、チーズの漬物『クリームチーズの西京味噌漬』は、バゲットやクラッカーに乗せておつまみにぴったりの一品です」


◆情報発信

（続きは、「日本ネット経済新聞」９月１８日号で）

<運営会社概要>
【運営】有限会社ニシダや
【ショップ開設時期】２０１９年
【ＥＣ運営人数】３人
【ショップ形態】自社ショップ、楽天市場、アマゾン、ヤフーショッピング、ｄポイントマーケット　ほか
【導入システム】フューチャーショップ、ネクストエンジン
【配送委託先】ヤマト運輸
　※ネットショップ向けの卸については応相談