【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第273回 〈白エビ専門ECサイト「白えび屋」〉/TV番組で認知度アップし、白エビファン増加

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数見泰子氏

数見泰子氏

 ブリ、ホタルイカと並び「富山県のさかな」として認定されている白エビ。県外では無名であった白エビを天ぷらやせんべいなどに加工して販売し、全国にそのおいしさを広めたのが「白えび屋」だ。富山と東京に実店舗を持つ飲食店「白えび亭」や、土産品が全国に知られるようになるとともに、ECサイトの状況も良くなっているという。ECサイト担当者の数見泰子氏に聞いた。

◆特徴・広がり

 白えび屋の創業者である山岸忍氏は、白エビのおいしさにほれ込み、天ぷらやせんべいを土産店や百貨店の催事などで販売。また、「白えび亭」を開店し、名物メニューを生み出した。富山の白エビとこだわりの商品が全国に知られるようになったきっかけは、テレビ番組だったという。
 「10年以上前、みのもんたさんの情報番組で白エビが紹介されたのをきっかけに、認知度が上がりました。ネット販売には大きな変化がありませんでしたが、白えび亭に来店されるお客さまが増えました。また、大阪の百貨店の催事には『白えび亭』を開店する7年前から出店していましたが、同時期から商品の売り上げが伸び、全国の百貨店からの出店依頼も増えていきました。番組で紹介された後、当店以外で白エビの商品を提供するお店が増えたことも、認知度向上につながったと思います」
 『白えび亭』で提供している「白えび天丼」や「白えび刺身丼」はグルメサイトや口コミなどで評判を呼び、富山を代表する人気グルメに成長した。
 「白エビ本来のおいしさを味わっていただくため、お刺身は手むきにこだわっています。また、天丼は野菜と一緒に揚げるかき揚げではなく、薄く衣をまぶして一尾一尾揚げた天ぷらを乗せています」


◆人気商品

(続きは、「日本ネット経済新聞」10月17日号で)

〈運営会社概要〉
【運営】有限会社 白えび屋
【開設時期】2001年3月
【スタッフ数】1人
【ショップ形態】自社ショップ
【導入システム】─
【配送委託先】ヤマト運輸、佐川急便

「白えびお刺身」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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