【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第508回 <漬魚専門ECサイト「吟醤漬の魚隆商店」> 手間暇かけたおいしさがギフトで人気に(2025年9月4日号)

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 宮城県・松島の観光名所からほど近い場所に店を構える「魚隆商店」。長年、水産関連の流通に携わってきた店主の鈴木清隆氏は、東日本大震災ですべて失ったところから立ち上がる水産業の底力を目の当たりにして、「自分たちにしか作れないものを届けたい」と「吟醤漬(ぎんしょうづけ)」を開発。大切な人に贈るギフトとして、多くの人に選ばれている。商品への思いと魅力、広がりについて聞いた。

◆特徴・思い

 「うまい魚を全国に届ける」という思いを原点に、魚に新たな価値を持たせたいと考えた鈴木氏。試行錯誤の末に生まれたのが、こだわりの西京漬け「吟醤漬」だ。
 「震災後、立ち止まらずに一歩ずつ歩むために私たちが思いついたのは、手間暇かけて、まっすぐにうまいものを作るという初心でした。吟醤漬は、熟練の手作業で丁寧に包丁を入れ、だしの香りがふわっと立つしょうゆに漬け込んで魚のうま味を引き出し、その後、白みそをベースに吟醸粕などを調合した特製のみそ床に漬け込みます。この二段階の漬け込みは手間も時間もかかりますが、素材の持ち味を最大限に生かし、ふっくらとした焼き上がりと深みのある味わいを実現します。そして、家庭のフライパンで焼くだけでごちそうになるように仕上げています。まじめに作ると、ちゃんとおいしい、それが私たちの信念です」
 一番人気は、さまざまな味が楽しめる吟醤漬5種6切れの特選詰め合わせ「福」だ。
 「銀だら・銀さけ・まとう鯛・目抜・沖目鯛、どれも脂のりが良く、料亭のようなぜいたく感と華やかさがあり、贈答用として人気です。魚種ごとの個性を味わえるよう、4~14切れ入りの詰め合わせを展開し、木目調化粧箱やギフト対応も充実させています」


◆購入目的・声

(続きは、「日本ネット経済新聞」9月4日号で)

<運営会社概要>
【運営】魚隆商店
【ショップ開設時期】2015年6月
【EC運営人数】2人
【ショップ形態】自社ショップ、楽天市場、ヤフーショッピング、ギフトモール、47CLUB
【配送委託先】ヤマト運輸
 ※ネットショップ向けの卸については応相談

吟醤漬特選詰め合わせ「福」

鈴木清隆氏

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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