【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第265回 〈新潟郷土料理専門ECサイト「魚こう 蔵」〉/懐かしい故郷の味を提供しファンも増加

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湯本栄一氏

湯本栄一氏

 新潟県の中央部に位置する小千谷市は、県内でも有数の豪雪地帯として知られる地域。この地に本社・実店舗を構える「魚こう 蔵」では、昔ながらの家庭料理、郷土料理を製造・販売し、ふるさとを離れた人や年配の人を中心にファンを増やしている。この店ならではの名物商品、顧客の反応などについて、運営者の湯本栄一氏に聞いた。

◆こだわり・特徴

 実店舗、ネットショップともに人気の商品は、魚沼の代表的な郷土料理「棒鱈煮(ぼうだらに)」をはじめとするお総菜シリーズ。昔ながらの家庭の味が、この店一番の特徴だ。
 「味付けはできる限りシンプルに素材の味を生かし、製造工程においては、一部を除いて保存料や着色料などは使用していません。昔ながらの作り方、おいしさを再現するために、圧力鍋を使わず、普通の鍋で時間をかけて作り込んでいます」
 また、新潟の食材を使い、おいしさを追求した漬魚「蔵人漬(くらんどづけ)」は、贈り物やお祝いの席にぴったりの逸品だ。
 「新潟の酒蔵で作られた酒粕と伝統の味噌蔵で作られた越後味噌を、当社の熟練の職人が調合し、その粕味噌床に新鮮な魚介を漬け込みました。酒蔵、味噌蔵、魚晃の蔵、3社の蔵人によって『蔵人漬』(登録商標)が誕生しました。魚をガーゼで巻いて漬床を塗り込んでいるので、ガーゼを剥がすだけで焼くことができ、洗って魚のうまみを逃すことがなく、仕上がりもきれいです。蔵人漬は手間がかかるため大きく展開できませんが、自社ショップの看板商品として販売しています」


◆客層・声

 懐かしい故郷の味を中心に提供していることから、利用者も新潟にゆかりのある人が多いという。

(続きは、「日本ネット経済新聞」8月22日号で)

〈運営会社概要〉
【運営】株式会社 魚晃
【開設時期】2016年7月
【スタッフ数】2人
【ショップ形態】自社ショップ、新潟直送計画
【導入システム】カラーミーショップ
【配送委託先】ヤマト運輸

「蔵人漬」

秘伝のタレを加えて煮込んだ「棒鱈煮」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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