【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第88回 〈ウイスキーボンボン専門ECサイト「赤丸製菓」〉/日本唯一の専業メーカー 多彩なフレーバーが魅力

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噛むと砂糖の砕ける独特の食感とウイスキー味が広がる「ウイスキーボンボン」。約90粒入の箱が一番人気

大正15年創業、大阪で昔ながらのウイスキーボンボンを作り続けている「丸赤製菓」。職人の技が生み出す砂糖シェルタイプのボンボンは、シャリっとした食感が特徴。ウイスキー以外のさまざまなお酒やノンアルコール商品も開発し、顧客層の幅を広げている。ネットショップを運営する糸田川優子氏に聞いた。

◆商品への思い・特徴

 お酒を砂糖のシェル(殻)で閉じ込め、チョコでコーティングしたウイスキーボンボン。技術の難しさや手間がかることから、昔は多かった製造会社は減り、ボンボン専業メーカーは全国で「丸赤製菓」のみだという。
 「最近はチョコレートの中にゼリー状のお酒を入れたり、練り込んだものもボンボンと言われていますが、シャリシャリした食感が魅力の歴史あるボンボンをなくすわけにはいかないという思いが強いですね」
 定番のウイスキーだけでなく、長年の経験と技術から、製造が難しいワインや梅酒入りも開発。多彩なフレーバーが魅力だ。
 「マッコリ、モヒートなど、その年に流行っているお酒を使った商品を作っており、今年発売の『サングリアボンボン』は女性に好評です。また、若い世代の方に向けてお酒の入っていないものも商品化し、コーラ味、サイダー味、バナナ味が人気です」


◆反応

 砂糖シェルタイプのボンボンを国内で販売するところが少ないため、ネットでの購入者からは「このボンボンを探していた」「まだ作っているところがあってよかった」などの声が多いという。
 「問い合わせ内容からの判断ですが、お客さまは40~60代が多く、次いでそのお子さま世代。ご両親やおじいちゃん、おばあちゃんが好きなのでプレゼントに探していた、という声もたびたびいただきます。リピーターは約5割ですが、新規の方も年々増えています。内容量が多い箱の商品が一番売れていますが、最近、商品の種類や少量でお手頃価格のものを増やしたところ、いろいろな種類を購入される方が増えました」


◆売れ行き・今後

 長年守り続けているこだわりのボンボンは、テレビや雑誌、新聞などで多く取り上げられ、企業や個人客から問い合せが増加。ネットの売り上げも10年で約20倍に伸びた。
 「やはりバレンタインがピークで、月ごとの受注件数はかなり幅があります。今後の目標は、バレンタインだけでなく、秋冬のシーズンになったらお求めいただけるよう、販路を拡大していくこと。サイトでは、ボンボンの製造工程の動画や写真で商品の魅力を伝えるようにしていますが、当社のボンボンはほとんどが手作業なので、サイト全体で〝手作り感〟が伝わればいいなと思っています。ネットを通して、幅広い人に喜んでいただける昔ながらのボンボンを全国にアピールしていきたいです」


〈運営会社概要〉
【運営】株式会社 丸赤製菓糸田川商店
【開設時期】2004年10月
【スタッフ数】1人
【ショップ形態】自社ショップ
【導入システム】なし
【配送委託先】日本郵便
 ※ネットショップ向けの卸については応相談

糸田川優子氏

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。


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