【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第360回 〈山村乳業のECサイト「冷凍プリンソフト」〉/生産向上とブランド強化のため会社設立 (2021年11月18日号)

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山村まみ社長

山村まみ社長

 三重県伊勢市にある山村乳業の直営店で販売されている「ぷりんソフト」。この商品のヒットをきっかけに、自宅でも食べられるものをと「冷凍プリンソフト」を開発した。巣ごもり需要の拡大時期にネット販売を開始したことで、売り上げがアップ。さらなる拡大を目指して「冷凍プリンソフト」に特化した新会社を設立し、ECサイトも開設した。取り組みや現状について、山村まみ社長に聞いた。

◆きっかけ・特徴

 山村乳業の「ぷりんソフト」は店頭販売専用商品で、人気が高まり売り切れてしまうことも多くなった。そこで、2019年夏から「冷凍プリンソフト」の開発に取り組んだ。
 「開発が佳境に入った2020年はじめ、コロナが徐々に広がり、外出しづらい状況になりました。そんな中、伊勢を身近に感じてもらいたい、おいしいもので笑顔になってもらいたいと開発を急ぎ、同年4月に販売を開始。お取り寄せ拡大の時期と重なり、多くのメディアで紹介していただき、『冷凍プリンソフト』の人気が急上昇。山村乳業のネットショップの売り上げは、一時的に25倍まで上がりました」
 人気の秘密は、解凍した際のソフトクリームとプリンの絶妙な溶け具合や、見た目のかわいさだ。
 「一番大変だったのはソフトクリームとプリンの解凍時間を合わせることで、試行錯誤を重ねました。解凍すると、ミルク感たっぷりのソフトクリームに、”ムチュムチュ”とした不思議な食感と滑らかな口当たりの濃厚プリンを味わえます。フタとしてコーンをかぶせたことで、かわいらしいフォルムになりました」


◆取り組み

(続きは、「日本ネット経済新聞」11月18日号で)

〈運営会社概要〉
【運営】冷凍プリンソフト
【開設時期】2021年8月
【EC運営人数】1人
【ショップ形態】自社ショップ
【導入システム】カラーミーショップ
【配送委託先】ヤマト運輸

冷凍プリンソフト

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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