【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第106回 〈椿オイル化粧品専門ECサイト「生の椿油」ジャポネイラ〉/自然の恵みそのままの農業製品と自負

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日原行隆氏

 椿の花、椿油が名物として知られる伊豆大島。椿(本社東京都大島町)が製造・販売する椿オイルブランド「ジャポネイラ」は、つけ心地の良さと保湿力の高さが特長の自然派スキンケア製品だ。口コミを中心にリピーターを増やしている。地域に密着した商品づくりへのこだわりやターゲット、反応などについて、日原行隆社長に聞いた。

◆こだわり・商品開発

 「ジャポネイラ」シリーズの最大の特徴は、独自に開発した「非加熱製法」による〝生のままのスキンケア用椿油〟という点。15年前、世界初の開発に成功したという。
 「原料には国産ヤブツバキの種を100%使用。種を洗浄乾燥した後、丸ごと圧搾し、当社の特許技術である非加熱製法(製造過程で一切熱を加えない)でゆっくりとろ過精製しており、使用感・性能ともに優れた椿油になります。特に保湿力は、従来の加熱製法の椿油に比べて約2・5倍高いことが、北海道薬科大学の研究で明らかになっています。顔につける油としてそれまでネックになっていた独特の匂いやベタつき感、浸透力の悪さなどがない商品ができました。また、椿の種を島民の人たちから買い取ることでつながりを大切にし、商品は自然の恵みをそのまま容器に詰めた農業製品であると考えています」


◆ターゲット

 安心安全で肌にやさしく、本物の化粧品を探し求める人たちが、「ジャポネイラ」のメーンターゲットだと話す日原さん。
 「現在の化粧品業界では何かを〝足す〟傾向が主流で、肌に良いとされるものが添加されていないと付加価値が少ないと認識されています。それらの物質が肌に与える良い影響はありますが、本来肌が持っている力を封じ込めてしまう可能性も否定できません。そのことに不安を感じ、『肌本来の力をサポートする化粧品を使いたい』『添加物のない自然化粧品を使いたい』という人にとって、当社の製品は救世主になり得ると思っています」


◆売れ行き・今後

 一番の人気商品は、肌にも髪にも使える「生の椿油(50ミリリットル)」。リピーターも多く、口コミで商品の良さが広がっているという。
 「お客さまの中心は50~70代。無添加で刺激がなく、かつ保湿力が高いところが好評です。肌や頭皮にトラブルのある方には手放せない商品として、リピートしてくださる傾向があります。また、購入理由には『サンプルなどを友人からもらって気に入ったので』という声も多くいただいています」
 売り上げは、ネットショップ設立時から4~5倍、前年比1・2倍と着実に伸びている。
 「今後は、当社の『生の椿油』へのこだわりや特徴を多くの人に知っていただくために、ネットを通してより強力に発信していきます。また、商品だけでなく、当社の社是である宮沢賢治精神に基づいた、地域貢献やエコ経営などさまざまな取り組みについても発信していきたいと思います」


〈運営会社概要〉
【運営】株式会社 椿
【開設時期】2009年7月
【スタッフ数】14名
【ショップ形態】自社ショップ
【導入システム】EC-CUBE、NP(ネットプロテクションズ)、ペイジェント
【配送委託先】ヤマト運輸、日本郵便

生と手作りにこだわった「ジャポネイラ」シリーズ

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。


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