【こだわりの逸品を全国展開 特産品EC】第499回 <高知野菜加工品専門ECサイト「はるのTERRACE」> 地元農家と協業、希少価値の高い素材で人気(2025年5月29日号)

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「黄金しょうがのジンジャーエール」

「黄金しょうがのジンジャーエール」

 高知県高知市春野町で、写真館とベーカリーカフェを併設した「はるのテラス」を運営するスタジオオカムラ。地元の野菜を販売したことをきっかけに生産者とつながり、加工品の製造販売を開始。「土佐ベルガモットスパークリング」など、他の地域では真似できない商品でファンを増やしている。ECサイトを運営する蔵田克巳氏に話を聞いた。

◆きっかけ・特徴

 25年前に撮影スタジオを建設する際、今後の写真業界のことを考え、ベーカリーカフェ併設の施設にしたことが、後の加工品開発につながった。
 「カフェで地元の食材を扱い、駐車場の一角で良心市(無人販売所)を開いたことで生産者と懇意になり、将来のビジョンや課題を語り合うようになりました。その中で農産物の課題は加工品がマストという話に行き着き、農産物の加工場を建設することになりました。専門的な知識や経験がない状態でのスタートでしたが、高知県など行政のサポートのもと、商品開発や販路開拓など少しずつ進めてきました」
 目指したのは、地元の素材の良さを生かした他にはない加工品を作り、農家の所得向上のための仕組みをつくることだった。
 「廃棄する農産物から商品化するアップサイクルのほか、他では栽培されない付加価値のある農産物を生産者とともに商品化すること、さらに、市場で求められている商品に使用される素材を栽培してもらうといった双方向からの商品化を進めています」


◆取り組み

(続きは、「日本ネット経済新聞」5月29日号で)

<運営会社概要>
【運営】有限会社スタジオオカムラ
【ショップ開設時期】2012年
【EC運営人数】1人
【ショップ形態】自社ショップ、旅する久世福e商店、高島屋オンラインストア、ぐるすぐり、ほか
【導入システム】カラーミーショップ
【配送委託先】日本郵便、ヤマト運輸

蔵田克巳氏

「土佐ベルガモットスパークリング」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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