【ＥＣコンサルタントによる「勝手にＥＣサイト分析」】□□３４６　ジャパンＥコマースコンサルタント協会　小林厚士理事〈「南信州菓子工房」〉／ドライフルーツ大手が仕掛けるＤ２Ｃ戦略（2022年9月1日号）

　南信州菓子工房（本社長野県、木下裕亮代表）は、国産原料を使った半生ドライフルーツ製品の製造販売を行っている。古くから「半生菓子」が多く作られてきた地域性を生かし、信州の果実や野菜など自然素材を原料に、これまでにない新しい菓子やドライフルーツを製造している。
　メーカーとして、ＥＣ市場に本格参入したのには理由がある。スーパーマーケットやコンビニで販売しているドライフルーツ系商品は種類が限られており、期間限定で販売終了になることが多い。
　店舗販売が終了してもＥＣサイトなら通年、購入できる。さまざまな種類を食べてみたいという顧客のニーズにも応えたいと考え、ＥＣ展開を開始した。
　主力商品は独自製法による素材の特性を生かした、食感が軟らかい「半生ドライフルーツ」だ。商品ラインアップを豊富に取りそろえ、選ぶ楽しさも提供している。


■システム移行も検討

（続きは、「日本ネット経済新聞」９月１日号で）

〈筆者プロフィール〉
こばやし・あつし
　９９年に楽天市場出店。最大７つのＥＣサイトを運営。楽天店舗では０２年、楽天ショップオブザイヤースーパーオークション賞受賞。長野県・新潟県・富山県・山梨県登録専門家（ＩＴ部門）。経済産業省中小企業支援ネットワーク強化事業　認定専門家。物販で培ったマーケティングノウハウを生かす、経営視点かつ現場最優先の実践的なコンサルティングを得意とする。