【勝手にECサイト分析】138 富士屋「こじゃんと土佐酒」/ファンを培う公平なスタイル

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 高知県香美市で酒のECサイト「こじゃんと土佐酒」を運営する富士屋の奥宮義達店長は、「11年の火災で全焼してしまったため正確な記録は現存していませんが、酒販売店としての創業は少なくとも江戸時代まではさかのぼります」と語る。ネットショップの開設は96年であり、すでに20年以上たっている。
 ネットショップの開設後だけでも、焼酎ブームや日本酒ブームなどがあった。そのたびに全国から注文や問い合わせが殺到したが、奥宮氏の販売方針はぶれていない。「高額で買い取るから、今すぐ数をまとめてほしい」というような問い合わせがあっても 「定価で販売しますので順番をお待ちください」というスタンスを崩すことはないのである。
 地方都市のそれほど大きくない酒店ながら、高知県内のすべての蔵元の地酒を扱っている。主力銘柄の多くは蔵元と直接取引している。
 日頃の蔵元との付き合いから、奥宮氏は「品薄の銘柄がいつごろ入荷されるか」などの情報を把握している。ネットショップの顧客には、個別にお目当ての銘柄の入荷時期の目安を伝え、改めて確認を取った上で、予約を正式に受け付けている。どんな顧客でも公平に出荷リストの最後に加えるという形をとっているのだ。

(続きは、「日本ネット経済新聞」8月24日号で)


《筆者プロフィール》
ささもと・かつ
 全国各地で有名ネットショップを輩出。自治体・関連団体でもEC関連の講演や講師を務めている。DeNAやヤフーのショッピング事業部スタッフへのレクチャーや、ドリームゲートの起業講座のほか、上場企業から中小企業までコンサルサイトの累計は約600社に至る。多岐にわたる業種でのコンサルティング実績も豊富。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。


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