【ECコンサルタントによる「勝手にECサイト分析」】□□164 〈「エコアス馬路村」〉/第3セクターによるECの好例

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「エアコス馬路村」のトップページ

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 「信号機もコンビニもない人口千人の村から生活の一部になる木製品をお届けします。」
 ─高知県安芸郡馬路村の第三セクター・エコアス馬路村が運営しているオンラインショップのトップページは、このキャッチコピーで始まる。
 オンラインショップという表現でお分かりの通り、ショップの開設はEC黎明期の00年。エコアス馬路村の法人設立とほぼ同時に「村の紹介HP兼オンラインショップ」を立ち上げている。


■危機感と連帯感が奏功

 当時、営林署の統廃合などがあり、村の主力産業であった林業は”自活”の道を探らなければならない状況にあった。全国森林組合連合会が製品の全量を買い取る前提で、多額の資金を投入して村営の木製トレイの加工場を設立した。だが、前提であった全量買い取りの期間は長くは続かなかった。
 ここで「村が自ら販売せねばならない立場」に置かれたのである。エコアス馬路村とHP兼オンラインショップはこのような環境で誕生した。

(続きは、「日本ネット経済新聞」4月5日・12日合併号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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