【ECコンサルタントによる「勝手にECサイト分析」】□□169 〈「都農ワイン」〉/生産者ならではのコンテンツに強み

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「都農ワイン」のウェブサイト

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 「都農(つの)ワイン」の知名度は、海外の方が高いかもしれない。宮崎県都農町で生産されている「都農ワイン」は、8割以上が地元で消費されることもあり、県外では手に入りにくいといわれている。
 「都農ワイン」の始まりは、祖にあたる永友百二氏がブドウの植え付けを始めた戦前にさかのぼる。ブドウが採算の取れる果実となるにつれ、他の生産者も増加した。
 68年には都農町ぶどう協議会が発足し、都農町果実酒醸造研究所に発展。その後、果実酒製造免許付与を契機に94年、第三セクターとして「有限会社都農ワイン」が誕生した。
 品種にもよるが一般的にブドウは乾燥した土地に適するといわれる。雨の多い宮崎での栽培はリスクの大きいチャレンジだったが、逆にいえば世界的にも類をみない土地で採れたブドウが原料のワインとなるのである。


■愛好者増やす企画

 都農ワインは08年にネットショップを開設した。ネットショップではテイスティングレポートのほか、生産者ならではの開花から醸造までの過程なども掲載している。

(続きは、「日本ネット経済新聞」5月24日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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