【ナカの”ヒト”】 〈九南サービス 田中耕太郎社長〉/顧客が「投資したい」店を作る

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 九南サービス(本社宮崎県、田中耕太郎社長)が運営する自然食のECサイト「タマチャンショップ」は、「楽天市場」の優秀店舗を表彰する「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー(SOY)」において2年連続で総合賞(トップ10)を受賞した。今回は総合4位を獲得し、前回の7位からさらに順位を上げている。この躍進の背景には、同社を率いる田中社長が推進するビジョン経営がある。
 田中社長は、「今は商品を売るだけでは認められない。お客さまに『この会社に投資してもいい』と思ってもらえるかどうかが鍵だ」と語る。
 九南サービスは21年から、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを強化している。商品パッケージを見直し、プラスチック素材を紙に変えたり、インクをサトウキビ由来のものに変えたりするなどしている。
 他にもカーボンニュートラルの取り組みを行っている。インドネシアに森を作り、顧客の買い物が環境貢献につながることなどを伝えている。
 「『タマチャンショップ』では『しあわせ食を九州から』というコンセプトを掲げている。昨年、このコンセプトや健康や美容の在り方、ダイエットへの考え方をアップデートし、より明確に理念やビジョンをお客さまに伝えた」(同)と話す。

(続きは、「日本流通産業新聞」3月3日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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