【ナカの”ヒト”】 〈Bonchi 樋泉侑弥社長〉/産直EC軸に農業に革新を

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 果物専門の産直ECサイトを運営するBonchi(ボンチ、本社山梨県)の樋泉侑弥社長は23歳の若手起業家だ。販路拡大や人材育成などあらゆる面から農業の課題解決を図っている樋泉氏は、「若い世代の力で農業を、より格好いいものに変えていきたい」と意気込みを述べる。
 樋泉氏は高校卒業後、海外留学やアップルジャパンでの勤務を経て、20年にBonchiを起業した。「海外や東京での生活を通じ、地元である山梨県の魅力を外に発信したいと強く思った」と振り返る。社名は、「甲府盆地」に由来するものだ。
 発信する魅力として選んだのが「フルーツ王国」とも呼ばれる山梨県産の果物だった。都内のスーパーマーケットなどに高価格で流通する果物を見て、「ECを活用して地元の人が食べるような最高級の果物を全国に届けられれば、大きなビジネスチャンスになると感じた」と言う。
 県内の有力農家との提携やクラウドファンディングでのテスト販売を経て、今春の自社サイトでの販売開始に至った。

(続きは、「日本ネット経済新聞」6月3日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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