【千原弁護士の法律Q&A】▼401▲ 住宅リフォームの訪販、注意すべきポイントは?(2024年3月7日号)

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<質問>



 当社は住宅リフォームを中心に、訪問販売を行っています。当社としては、行政処分は絶対に受けないように気を配っています。最近の情勢を踏まえて、当社として注意すべき具体的なポイントがあれば、教えてください。(リフォーム訪販会社社長)

<回答> 避けるべきは「点検商法」


 今、貴社が最も注意しなければならないのは、国民生活センター(以下「国セン」)が2023年10月11日に公表した報道資料にあった内容です。この資料では、典型的な問題パターンを列挙しています。中でも特に、「点検商法」と呼ばれる勧誘を避ける必要があると思います。
 国センが、注意喚起をした後には、該当する問題業者が業務停止処分にされるといったことが、とてもよくあるからです。

 具体的な内容は以下の通りです。

 (1)まずは「点検商法」です。
 国センが問題として挙げたトーク事例としては、「屋根瓦がずれているのが見えた」「ずれた瓦の写真を見せられた」「無料点検をきっかけに次々と契約をさせられた」「近所で工事をしているとあいさつされたが、うそだった」「ドローンで撮影したという写真を見せられた」などがありました。
 これらは、今、国センが最も問題視しているトークだと考えられますので、貴社の営業マニュアルの中で、このようなトーク、勧誘を行わないように注意する必要があります。
 「近所の工事であいさつに来た」「屋根瓦がずれている」「ドローン撮影をした」などは現状、避けるべきトークといえるでしょう。

 (2)二つ目は「不安をあおるトーク」です。

(続きは、「日本流通産業新聞 3月7日号で)

<プロフィール>
 1961年東京生まれ。85年司法試験合格。86年早稲田大学法学部卒業。88年に弁護士登録して、さくら共同法律事務所に入所し、94年より経営弁護士。第二東京弁護士会所属。現在、約170社(うちネットワークビジネス企業約90社)の企業・団体の顧問弁護士を務める。会社法などの一般的な法分野に加え、特定商取引法・割賦販売法・景品等表示法・知的財産法を専門分野とし、業界団体である全国直販流通協会の顧問を務める。著書に「Q&A連鎖販売取引の法律実務」(中央経済社)などがある。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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