【ヒットの予感】 使い捨て月経ディスク<「MOLARA(モララ)」>/生理ストレスに悩む18万人に提案(2023年2月9日号)

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生理用品の交換の手間やストレスなどを軽減

生理用品の交換の手間やストレスなどを軽減

 MONA company(本社愛知県、向井桃子社長)は2月10日、使い捨ての「月経ディスク」を展開する自社ECサイト「molara disc store」を開設した。フェムテック商品として提案していく。独自調査した潜在的な顧客18万人に対して販売を拡大していく。
 商品名は「MOLARA(モララ)」。従来のナプキンやタンポン、ショーツなどに続く、新しい生理用品として展開する。一般医療機器を取得しており、「月経ディスク」における国内製造は同社が初だという。
 最大12時間の装着が可能で、吸収量は59ミリリットルと既存の生理用品よりも多くためられる設計にした。生理用品の交換の手間やストレスなどを軽減し、スポーツ選手やモデルなど職業的に必要とされる人に提案する。
 商品はエラストマーとポリエチレンによる二つの素材を使い、約65ミリのリングに薄いフィルムがカップ状に付いている。リングを恥骨に引っ掛けて固定し、フィルム部分で経血を受け止められる。子宮口に挿入することで空気に触れないため、匂いがしない。重量は5グラムと軽く、持ち運びも便利。装着中の不快感はなく、「付けている事を忘れてしまうほど」(向井社長)と話している。
 販売方法は単品購入と定期便の二つ。価格は1箱9個入りで税込価格6435円。2月中旬からアマゾンでの販売を予定し、大量生産ができる体制が整い次第、量販店での販売も視野に入れる。すでに初回予約で500箱の注文があり、5月までに月間1000箱の販売を目指す。

新しい生理用品として展開「MOLARA(モララ)」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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