【ヒットの予感】 ボディーシェイプ美容器〈「ポーレヴォ」〉/LINEでダイエット支援を企画

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美顔器「ポーレヴォ」。腹部など全身に使用できる

美顔器「ポーレヴォ」。腹部など全身に使用できる

 美容器通販のジャパンオール(本社東京都、法月三代子社長、(電)03―6661―0194)は、ボディーシェイプ美容器「ポーレヴォ」を自社ECサイトと楽天市場店で販売している。20年1月中旬からは、楽天市場で購入した顧客に対して、LINEを通じたダイエットサポートをしていく計画だ。
 主な顧客は健康を意識する40~70代の女性。販売後も手厚くフォローし、顧客満足度の向上を図る考え。サポートの利用は無料だ。
 既存の販売モデルでは、顧客との接点が「販売して終わり」で、顧客満足度や美容器の継続使用率も確認できなかった。「今後は販売してからがスタート」(法月社長)と意気込む。
 LINEの操作が苦手な顧客にはFAXで対応する。中小規模の事業者だからこそ手厚いサポートができるという。
 ダイエットサポート利用の流れは、まず顧客が公式アカウントを「友だち追加」する。ダイエットの目標値を記入し、撮影してLINEで送信する。月に数回、顧客が体重の増減や「ポーレヴォ」の使用頻度などダイエットの状況を報告する。LINEを通じて、同社のダイエットインストラクターが目標までの達成率や美容器の効果的な使用方法をアドバイスする。顧客からの質問にも回答する。「サポートを全く利用しないお客さまがいてもいい。お客さまにとって負担なく寄り添うサポートを提供する」(同)と話している。
 「ポーレヴォ」を製造している医療機器メーカーのファミリー・サービス・エイコー(本社長野県)は「ライセンス契約」によって中国・香港向けの卸売り販売を開始する見込み。20年2月ごろを予定している。
 ファミリー・サービス・エイコー系列の販売部門である現地法人は19年10月、香港の展示会「香港エレクトロニクスフェア2019」に出展した。「ポーレヴォ」は複数のバイヤーから引き合いがあり、現地での卸売りは順調な滑り出しという。

香港での展示会の様子

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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