【ヒットの予感】 歴史ある抗酸化食品〈「琥珀健寿エキス」〉/血圧上昇抑制などで特許取得

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琥珀バイオテクノロジーが提供する琥珀の原料

 化粧品のサロン販売を展開するヤマノビューティメイトグループで、化粧品や健康食品素材の開発・提供を行う琥珀バイオテクノロジー(本社東京都、山野幹夫社長、(電)03―3375―8000)は、琥珀を原料にした健康食品素材「琥珀健寿エキス」を提供している。19年には、「血圧上昇抑制」や「脂肪分解促進」といった効果で特許も取得した注目の素材だ。同社は大手食品メーカーと、同素材に関して、商品の共同開発を行う検討もされており、今後市場でヒットする可能性がある。
 琥珀バイオテクノロジーが提供している「琥珀健寿エキス」は、ロシア・カリーニングラード地方で採掘されたものを輸入している。ロシアや北欧では、琥珀は抗酸化作用がある食品として、民間療法として採用されてきた歴史があるのだという。
 琥珀バイオテクノロジーは、筑波大学初のベンチャー企業だ。17年に筑波大学内に会社を設立し、琥珀素材について研究を行ってきた。同社の研究によると、琥珀の中には約1万種類の成分が含まれており、抽出の方法によってさまざまな効果が得られるとしている。さまざまな効果が考えられる中で、同社はまず、「血圧上昇抑制」と「脂肪分解」の二つの効果で特許を取得したとしている。
 同社では、「『琥珀健寿エキス』を使った商品を作りたい」という企業に対しての素材供給も可能だとしている。「商品の開発を一から一緒に行いたい」と言う企業とは、共同研究を行う契約を結ぶ用意もあるとしている。
 琥珀バイオテクノロジーの小材直由(こざい・なおよし)取締役は、「琥珀を原料とした健康食品などを展開している企業はまだ少ない。琥珀は天然成分で副作用もなく、市場で受け入れられやすいと考えている。将来性のある素材だ」と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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