【ヒットの予感】 ゲーミングチェア〈Andaseat「Kaiser3」〉/高級車の座り心地を(2022年5月26日号)

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「Andaseat(アンダシート)『Kaiser(カイザー)3』」

「Andaseat(アンダシート)『Kaiser(カイザー)3』」

 輸入品の販売や飲食事業を展開する藤忠インターナショナル(本社京都府、藤田尚宏社長、(電)0774―51―5963)は5月1日、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」でゲーミングチェア「Andaseat(アンダシート)『Kaiser(カイザー)3』」を発売した。高級車のカーシートを手掛ける企業が生産した商品。「ずっと座れる快適さ」を感じられるという。5月24日現在で1850万円の支援金額が集まっている。8月の一般発売以降のヒットを予感させる商品になっている。
 「Kaiser」シリーズは米国や中国など、世界50カ国で販売されており、世界の販売台数は年間20万台を超えるという。従来の商品と比べ、組み立てが簡単な点も特徴だという。「ネジを極力減らし、マグネットによる接着を増やした。女性でも組み立てやすく、不慣れな人でも組み立てに30分はかからないと思う」(執行役員 水野廉太郎氏)と話す。
 製造は、BMWやベンツなどのスポーツカーシートを手がける企業が行っている。高級車にも使われる生地を使用しており、人間工学に基づいた設計になっているという。「初めて座ったときに衝撃を受けた。今までいろんな商品を仕入れてきたが、一番の商品だと思っている」(同)と話す。
 CAMPFIREでの販売に先立ち、ラインアカウントでの告知を行った。「販売前から告知を強化したことで、初動がよかった」(同)と話す。ラインの登録者数は現在、3000人を超えているという。
 近年ゲーミングチェアの販路は急拡大している。現在では、ゲーミンググッズとして販売されるだけでなく、PC用品や家具を販売する、EC・実店舗で取り扱われることも当たり前になってきた。
 「販売は、専用のECサイトを立ち上げて行う予定。一般発売は8~9月を予定している」(同)と話す。
 価格は税込8万9800円。初年度は販売台数2000台を目標にしているという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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