【ヒットの予感】水で戻すだけで本格的な味 <「国産長芋とろろ」「大根おろし」> アワード受賞で認知度拡大へ(2026年1月15日号)

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「国産長芋とろろ」(写真右)と「大根おろし」

「国産長芋とろろ」(写真右)と「大根おろし」

 フリーズドライ製造のアスザックフーズ(本社長野県、久保正直社長)の、水で戻して食べる「国産長芋とろろ」「大根おろし」が25年12月に、「ジャパン・フード・セレクション」(一般社団法人フードアナリスト協会主催)の食品・飲料部門でグランプリを受賞した。
 簡便さと、すりおろしたものと味に差が少ない点が評価された。
 生鮮食材をフリーズドライ加工するには特殊な技術が必要で、大根おろしのフリーズドライ商品は市場に出回っていない。少量多品種製造できる強みを生かして製品化した。
 「大根おろし」はベトナムの自社農園で栽培した大根を、収穫して2日以内にすりおろして加工。「国産長芋とろろ」は、だしの味を付けて仕上げた。
 いずれも水45ミリリットルをかけてかき混ぜると出来上がる。「大根おろし」はみずみずしさがあり、「国産長芋とろろ」は粘り気が出てだしが香る。すりおろす手間をかけずに再現できることに、レビューなどには驚きの感想が目に付く。
 1個1食分になっていることで、「ちょい足し」や1人の食事のニーズを捉えた。
 野菜よりもコンパクトで保存期間が長いため、ローリングストックにも向いている。山登りや、長期の海外滞在に持っていく人もいるようだ。
 「(販売拡大の)のびしろがある商品と思い、認知を広げるためにアワードに出品した。さまざまなシーンに活用されていることや、水で戻した時の驚きを多くの人に知ってもらえるように取り組む」(開発担当者)と話す。
 2012年に販売を開始した「国産長芋とろろ」は累計360万食、2022年からの「大根おろし」は累計100万食をそれぞれ売り上げている。
 自社ECサイト「Chef’s Table」での販売価格は、「国産長芋とろろ」10食セットが税込1836円、「大根おろし」10食セットが税込1296円。

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記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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