【ヒットの予感】 22年はグッドデザイン賞に<「タガメサイダー」>/販路増やし認知拡大へ(2023年2月2日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
本物のタガメを添えた「めっちゃタガメサイダー」

本物のタガメを添えた「めっちゃタガメサイダー」

 ECなどで昆虫食の販売を行うTAKEO(タケオ、本社東京都、齋藤健生CEO)が販売する「タガメサイダー」は22年、(公財)日本デザイン振興会(事務局東京都)が主催するグッドデザイン賞を受賞した。昆虫食が同賞を受賞するのは初。パッケージのデザインだけでなく、昆虫食への”入口”となるような商品として、高く評価されたという。「昆虫食の認知は拡大しつつある。23年は販路を増やし、認知をさらに拡大させたい」(齋藤CEO)と話す。
 タガメサイダーは独自の特許製法で抽出したタガメエキスを使用したドリンク。タイワンタガメの持つ、フルーティーで清涼感のある香りが特徴となっている。同社ではECの他に、実店舗での販売も行っている。実店舗では、本物のタガメを添えた、「めっちゃタガメサイダー」も販売しているという。
 現在の主な販路は、自社ECサイトなどECが中心。一部小売店などへの卸にも対応している。「グッドデザイン賞では、タガメサイダーのPR力や、そこからコミュニティーが生まれているところが高く評価された。その商品力を生かし、今後は販路を増やしていきたい」(同)と話す。
 「リアルの販売では、アミューズメント系の施設との相性の良さを感じている。ぱっと見のインパクトから注文が入り、そのおいしさから2杯目、3杯目とつながるはずだ。お酒と合わせカクテルを作ることもできる」(同)と話す。
 同社は22年、ニチレイと資本提携を結んだ。「現在、ニチレイとの共同開発商品を開発中だ。当社としても23年のポイントになってくると思う。タガメサイダーや、今回の共同開発商品を軸に、今後も事業を拡大していきたい」(同)と話している。

グッドデザイン賞を受賞

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

ヒットの予感 連載記事
List

Page Topへ