【ヒットの予感】 もみ殻固形燃料<「モミガライトPopke」>/サステナブルで使いやすい点が人気(2023年6月1日号)

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100%もみ殻でできた固形燃料

100%もみ殻でできた固形燃料

 葬儀・農業・飲食・通販事業を展開する穴太ホールディングス(本社千葉県、戸波亮社長)が製造・販売するもみ殻を活用した次世代燃料「モミガライトPopke(ポプケ)」が人気を集めている。もみ殻の廃棄や焼却処分問題と向き合い、製造したサステナブルな燃料だ。
 「モミガライトPopke」は一般的な薪やおがくずよりも、燃焼時間が長い。製造過程でもみ殻を圧縮成形しているため、密度が高く長時間燃焼するという。
 製造過程において高熱をかけるため、虫などを排除している。保存可能な期間が10年程度と長く、災害時の備蓄燃料としても利用が可能だ。
 「アウトドア需要が高まるゴールデンウイークは販売好調だった。冬は薪ストーブに使うニーズもある。防災アイテムとしても使用してほしい」(経営企画部 永岡大樹氏)と話す。
 1本の重量は700~800グラムで、燃焼時間は1時間程度ある。炭などと違い手に汚れが付きにくく、持ち運びしやすい点も特徴だ。
 かばんなどにそのまま入れて持ち運ぶこともできるため、ソロキャンプにも向いている燃料だ。地面に叩きつけるなどして、手で簡単に割ることができるため、女性でも扱いやすい。
 使用後は水をかけてから踏むことで粉々になるため、後処理も楽だ。灰として残るが、融雪剤や肥料として再利用することもできる。地球に優しいエコな燃料として、さらに人気が高まる可能性は高い。
 今後は近隣の農家などから、処分に困っているもみ殻を収集し、燃料として再利用していく計画だという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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