【ヒットの予感】 昆虫食をブレンドしたコーヒー〈「コオロギコーヒー」〉/バッタコーヒーの発売も予定

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昆tuberのかずき氏と中村純社長(写真右)

 奈良県の現役大学生で、昆虫食ユーチューバー「昆Tuber(コンチュバー」として活動するかずき氏は9月19日、大阪のコーヒー焙煎士と共同で、「コオロギコーヒー」を開発した。フタホシコオロギの粉末を20%配合しており、コオロギの持つ香ばしさや風味を楽しめるコーヒーになっているという。専門家と共同開発した本格派の商品を動画で訴求することによりヒットを狙う。12月には、カイココーヒーとバッタコーヒーの2種の発売も予定している。
 かずき氏が開発・製造した同商品の販売は、昆虫食販売のECサイトなどを運営しているRON(本社埼玉県、中村純社長)が行う。クラウドファンディングでかずき氏の事業を支援したことがきっかけだったという。
 「小さいころから昆虫食が好きだった。昆虫食を広げるため、受け入れやすい商品を作りたいと考えていた」(かずき氏)と話す。自身がコーヒー好きであることもあり、同商品の開発を考えたのだという。
 開発に当たってはクラウドファンディングサイト「Good Morning(グッドモーニング)」で支援を集めた。目標金額40万円に対して、50万円以上の支援を受けることができたという。「世間では、酒樽で寝かせたバレルエイジドやフレーバーコーヒーなど、コーヒーに何かを加えた人気商品も多い」(同)と話す。昆虫食と合わせることで、新しいコーヒーの形を作りたかったのだという。
 商品に使用するコオロギは、国内で養殖されているものを使用。安心・安全への配慮も行っている。昆虫食を扱う大手企業への卸販売の実績を持つメーカーの素材を使用しているという。
 コーヒーにもこだわっている。豆の焙煎・選定は、大阪府のコーヒー会社に委託している。「昆虫食に合う、豆の種類や焙煎度合いを考えてもらった。ベースは日本人になじみの深い深いりとなっている」(同)と話す。
 12月には、新たに「カイココーヒー」と「バッタコーヒー」を発売予定だ。販売元であるRONの中村社長は、「コオロギコーヒーはすでに人気商品になっている。今後は3種類の詰め合わせも作りたい」「当社でもユーチューブをやっているので、コラボもできたらいいと思う」と話している。

現在は100グラムドリップパックを発売中

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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