【ヒットの予感】 有害物質から髪を守る〈「ShinkoQ(シンコキュウ)」〉/髪を”汚さない”新発想ヘアケア

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
ヘアケアブランド「ShinkoQ(シンコキュウ)」

ヘアケアブランド「ShinkoQ(シンコキュウ)」

 化粧品の企画・販売を手掛けるShinkoQ(シンコキュウ、本社東京都、野本健太代表)は3月、空気中の汚染物質からの保護を目的としたヘアケアブランドを立ち上げ、シャンプーなど4商品の販売を開始した。大気汚染への関心と危機感が高まる中、髪を「汚さない」ヘアケアを訴求し、新たな需要の開拓を図る。
 新ブランド「ShinkoQ(シンコキュウ)」の各商品には、大気汚染や花粉、PM2.5といった有害物質から髪を守るアンチポリューション成分を配合している。
 ブランド名には、「最も外気にさらされる髪をケアし、きれいな空気を吸い込んでほしい」という、野本代表の思いが込められている。美容意識や頭皮環境改善への関心を高く持つ層がメインターゲットだ。
 「ShinkoQ」の各商品は、化粧品メーカーでの経験を持つ野本代表が、当時から抱いていた商品への課題や構想をもとに開発したものだ。「使用感をうたうヘアケア用品が多い中、こうした髪の保護を目的として前面に出すブランドは、国内でもまだ少ない」(野本代表)と言う。
 ラインアップは(1)シャンプー(400ミリリットル・税込1848円)(2)トリートメント(400グラム・同1848円)(3)ヘアジュレミスト(100グラム・同1650円)(4)ヘアオイル(50ミリリットル・同1760円)─の4種類。「スイートブルーム」「アクアマグノリア」と、香りの異なる2バージョンを各種展開している。
 3月20日に「アマゾン」や「ロフト」各店舗での先行販売を開始した。「口コミサイトでも好感触を得ており、品質や需要に合った商品を提供できていることに手応えを感じている」(同)と言う。
 今後、店舗や通販のほか、サロンなどへ販路を拡大していく計画だ。「試供セットなどを通じて、まだまだ認知を広げている段階。より多くの方に知ってもらえるよう広報活動も強化していく」(同)と意気込みを話す。

野本健太代表

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

ヒットの予感 連載記事
List

Page Topへ