【人】 〈テンポスドットコム 品川絵美社長〉/人間関係で生きる接客経験(2022年11月10日号)

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 業務用厨房機器などを通販で販売するテンポスドットコム(本社東京都)の品川絵美社長は、通販業界に携わる以前は、接客業に就いていたという。取材の際に感じる「親しみやすさ」「話しやすさ」にも、その経験が生かされているのかもしれない。
 対面の接客では、携帯電話や眼鏡を販売していたという。「接客をするのなら、単価の高い商品を売る仕事をしたかった。単価が高いほど、担当者に求められるレベルも高いはずと考えた」と話す。
 接客では、「自分の売りたいものではなく、顧客が欲しいものを売る」という点を常に意識していたという。「顧客自身も、『何が欲しいのか』が明確になっていないこともある。そういった際には、顧客との対話を通じて、欲しい物を理解し、提案するようにしていた」と話す。?対話を通じて、顧客の思いをくみ取る?という、品川社長の姿勢は、今の仕事でも生かされているようだ。
 通販事業に初めて携わったのは、18年前だという。「当時は、BtoCの通販企業で勤務していた。主な商材は、男性用のバッグや腕時計だった」と言う。
 「単価が高かったこともあり、プレゼントで購入する人が多かった。男性用の商品だが、通販の顧客は女性がメイン。その頃から、顧客の満足度だけではなく、その先の満足度までを意識するようになった」と話す。

(続きは、「日本流通産業新聞」11月10日号で)

<プロフィール>
 1979年生まれ。接客業や、BtoC通販企業を経て、13年にテンポスドットコム入社。22年4月より現職。最近の趣味は、動画のサブスクで映画を見ることだという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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