【人】 〈鶴見油脂 國分雅輝 市原営業所所長〉/唐辛子農家と会社員を兼務(2021年10月21日号)

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 燃料油や工業用潤滑油の販売を行う鶴見油脂(本社神奈川県、石塚祐三社長)は05年、唐辛子通販の事業を開始、08年からは自社農園での唐辛子栽培も始めた。同事業の責任者であり、市原営業所所長を務める國分雅輝氏は現在、唐辛子の栽培と会社の総務の両方を担当している。メインは、千葉県市原市にある唐辛子農場での勤務だが、週に何日かは横浜の本社で事務仕事をしているという。
 唐辛子通販を始めたきっかけは、05年に、同社の石塚祐三社長と再会したことだったという。二人は中学校の同級生。当時大学生だった國分氏が、唐辛子通販で起業を考えていたタイミングで、後に鶴見油脂の社長を継ぐことになる石塚祐三氏から、「唐辛子通販を、鶴見油脂の事業の一つとしてやってみないか」と声を掛けられたのだという。
 「初めは個人事業主として起業しようと考えていたが、取引の際の信頼性などを考えると、企業に属することに魅力を感じた。会社の一事業という形で事業を展開することにした」と話す。
 同社は千葉県に使用していない土地を所有していた。國分氏が考えていた唐辛子通販を行うに当たって適した土地だったという。
 アルバイトのような形で採用され、05年に生鮮食品通販の事業を立ち上げた。自社農園での栽培は08年から本格的に開始した。

(続きは、「日本流通産業新聞」10月21日号で)

〈プロフィール〉
こくぶん・まさき
 神奈川県藤沢市出身。05年から鶴見油脂の唐辛子通販事業に携わる。14年に正式に入社、現在に至る。現在は横浜の本社と、千葉の唐辛子農場の両方で勤務している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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