【人】 〈クイックゲット 平塚登馬代表取締役社長〉/次の20年の購買体験を生む(2022年7月14日号)

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平塚登馬氏

平塚登馬氏

 都内で日用品や食品の即配サービスを展開するクイックゲットは6月、事業の拡大に向け総額3億5000万円の資金調達を実施した。日本初のクイックコマース(Qコマース)として、平塚登馬社長は、新たな購買体験の確立を目指す。
 平塚社長が即配サービス「QuickGet(クイックゲット)」を開始したのは、Qコマースという言葉がまだ浸透していなかった19年のことだ。
 「言葉の響きやユーザーへの伝わりやすさ、当時使用可能だったドメインなどさまざまな要因からサービス名を決めた。その後、『Qコマース』というサービスと近しい言葉が浸透したことはうれしい誤算だった」(平塚社長)と振り返る。
 20年にサービスを正式に開始した後も事業基盤構築のフェーズと位置付け、サービスの品質向上に努めた。その結果、平均配送時間は11分と、Qコマースの中でも高水準のサービスを実現している。
 「Qコマースの肝は、やはりスピード。ユーザーの期待を上回る配送体験が感動を生み、感動が継続利用にもつながっていく」(同)と言う。
 大学在学時から携わっていたスマホアプリ開発・提供から事業転換した要因は、Qコマースが生み出す購買体験に大きな可能性を感じたためだ。

(続きは、「日本流通産業新聞」7月14日号で)

〈プロフィール〉
平塚登馬(ひらつか・とうま)氏
 1996年生まれ。同志社大学卒。大学在学時の2017年に起業し京都大学の機械学習エンジニアなどとともにAIレシピアプリ「レキピオ」を創業。19年に日用品の即配サービス「QuickGet」へと事業転換。日本初のクイックコマースサービスとして事業拡大を続ける。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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