【人】 〈商品企画コンサルタント 小西正史氏〉/「コンビニ食は体に悪い」を払拭

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 「物を売らずにストーリー性を売る」─そんな考えで、ブランディングを高めるコンサルティングを手掛けている。かつてはフジテレビやフジサンケイリビングサービス(現ディノス・セシール)に在籍。マーケティングや商品企画を手掛けた経験も持つ。現在は、ローソンの健康推進プロジェクトの顧問などを務め、八面六臂の活躍ぶりだ。
 コンサルタントとして、「売れる」商品づくりの企画にも携わっている。一例は、ローソンの「健康プロジェクト」。「コンビニは体に悪い食品を売っている」という既成イメージの払拭に取り組んだ。
 代表例は、「からだにやさしい」菓子シリーズ。
 例えば、アーモンドをそのまま「アーモンド」とうたうだけでは売れないのだという。「素焼きアーモンド」と名付け、商品づくりに手をかけている印象にした。
 パッケージの商品写真にかぶせるように「食塩・油を使わず、カリッと香ばしく焼き上げました」とキャッチコピーを加えた。

(続きは、「日本流通産業新聞」6月6日号で)

〈プロフィール〉
小西 正史(こにし・まさし)氏
 1976年、国立音楽大学声楽学科卒後、フジプロダクション(フジテレビ制作部)入社。ディレクター兼レポーターとして、マーケティングおよびマーチャンダイジングを手掛けた。
 2年後の78年、フジサンケイリビングサービス(現ディノス・セシール)入社。86年、1986年フジサンケイ・コミュニケーションズ・インターナショナルニューヨーク本社に勤務。99年に独立し、オフィス一六を設立。ローソンの経営戦略の一翼を担うなど、企画コンサルタントとして活躍している。1949年3月、兵庫県出身。70歳。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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