【人】 <Forbul 平野晟也代表取締役社長> 毎週5分で完売の高級日本酒の「本質」(2023年7月27日号)

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平野晟也氏

平野晟也氏

 Forbul(フォーブル、本社東京都、平野晟也社長)が運営する、自社ECサイトでは、日本酒「TAKANOME(タカノメ)」を、毎週水曜日の午後9時から、数量限定で販売している。毎週5分で完売しているという。「TAKANOME」は、発売以降、売り上げが3年連続で前年比約1・5倍となるなど、成長を続けている。「日本酒を通して日本文化を世界に発信する」とのビジョンを掲げ、Forbulを18年に創業した平野氏。平野氏は、「本質」を重視しているという。
 「TAKANOME」のラベルには、「本質を見抜けばおのずと答えは見えてくる」と刻印されている。平野氏は、ビジネスにおいても、人生においても、既成概念に囚われず、「本質」に到達するため、試行の回数を重ね続けることを大切にしているそうだ。
 平野氏は、小学校2年の時、サッカーを始めたそうだ。「大変だったが、努力を重ね、結果が出る楽しさに夢中になった」と語る。サッカーを極めるため、15歳の時に親元を離れ、宮城県のサッカー強豪校である高校に入学。プロサッカークラブ「J1ベガルタ仙台」のユースに所属していたという。非常にハードな生活で、サッカークラブを辞める人も少なくなかったそうだ。
 「入学当初は、自分が一番、サッカーができないくらいだった。つらかったが、『辞める』『諦める』という選択肢はなかった」と言う。諦めず練習を続け、2年生の夏には、全国大会のチームメンバーに選抜されたそうだ。同大会では、全国ベスト8を達成。最も試合に出場していたメンバーの一人だったという。

(続きは、「日本流通産業新聞」7月27日号で)


<プロフィール>
 1995年、栃木県生まれ。小学2年からサッカーを始め、15歳でJ1ベガルタ仙台のユースに所属。プロを目指すが、自身の能力に限界を感じ引退。19歳から1年間、フィリピンに留学。21歳で米国・カリフォルニアの大学に進学。帰国後、18年に日本酒ベンチャーとしてForbulを創業した。19年に高級日本酒「TAKANOME」を開発・発売。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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