【人】　〈Ｃｌｅａｒ　生駒龍史ＣＥＯ〉／人生を変えた１杯の日本酒（2022年10月20日号）

　日本酒ＥＣなどを展開するＣｌｅａｒ（クリア、本社東京都、生駒龍史ＣＥＯ）は、２１年１０月期の売り上げが前期比１３倍の約２０億円と急伸したことでも知られる。高級日本酒ブランド「ＳＡＫＥ　ＨＵＮＤＲＥＤ（サケハンドレッド）」を提供している同社の生駒ＣＥＯは、「以前は日本酒のことが嫌いだった」と話す。そんな生駒氏には、「人生を変えた１杯の日本酒」があったという。
　同社が展開する日本酒ブランド「ＳＡＫＥ　ＨＵＮＤＲＥＤ」は、リピーターも非常に多いという。今年７～８月の売り上げのうち、５８％はリピート購入者によるものだという。生駒氏は、「こうした高いリピート購入率は、商品の品質や魅力があってこそ成り立つ」と話す。
　「ＳＡＫＥ　ＨＵＮＤＲＥＤ」は、優れた酒造技術を持つ酒蔵と共同開発している。ブランドパーパス（存在意義）として「最高峰の日本酒で、世界中の人々の『心を満たし、人生を彩る』こと」を掲げている。
　生駒氏は、「日本酒には、世界中の人々を感動させる力がある」と力強く話す。
　そんな生駒氏だが、「以前は、日本酒にマイナスのイメージを抱いていた」と言う。
　「大学のサークルで、日本酒を大量に一気飲みをさせられたことが原因。もともと酒に弱かったこともあるが、『嫌な飲み方』で日本酒嫌いに拍車が掛かった」のだそうだ。

（続きは、「日本流通産業新聞」１０月２０日号で）

〈プロフィール〉
　生駒龍史（いこま・りゅうじ）氏
　東京出身。大学卒業後、ＩＴ企業に入社。退社後、１３年にＣｌｅａｒを設立した。１４年に日本酒メディア「ＳＡＫＥＴＩＭＥＳ」を立ち上げた。日本酒のサブスクリプションサービスや、日本酒ダイニングバーなどの展開・運営も行った。１８年に日本酒ブランド「ＳＡＫＥ　ＨＵＮＤＲＥＤ」を立ち上げ、ＥＣでの販売を開始した。