【ヒットの秘密】 ECモールなどで売れ行き好調 <「角質こそぎ粉雪さん」> 粉雪状に取る角質クリーナー(2024年4月11日号)

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「角質こそぎ粉雪さん」

「角質こそぎ粉雪さん」

 生活雑貨の製造販売を行う、ののじ(本社神奈川県、高部夢宙社長)が販売する角質クリーナー「角質こそぎ粉雪さん」の売れ行きが好調だ。さまざまなECモールの「角質やすり」カテゴリーで売り上げの上位に位置している。
 独自開発の「フジツボ型メタル・クラウン・ブレード」を搭載し、不要な角質を粉状にしてこそぎ取る。刃は両面仕様で、粗めは323個、細か目は696個のクラウンを配列している。
 高い密度で配列したブレードがかかとに広く接地するため、効率よくケアできるほか、両面仕様にして部位や角質の状態に合わせた角質ケアに対応する。「角質が粉雪状になる」(同社)としている。
 角質だけを取れるようにしているため、肌を傷つけない。取れた角質は穴から落ち、目詰まりしない形状にした。
 握りやすさにもこだわり、こそぐ力が調整しやすいハンドル設計にしている。
 ワンタッチではめ替えできるため、使用後は分解して掃除や手入れがしやすい。
 刃は、新潟県燕市の金属加工の職人の技術を詰め込んだ。この職人は、ののじ商品の基盤となる技術を開発してきた人でもあり、「技術を受けてついだ燕の職人が1本1本手作りしている」(同)。
 ユーザーからの評判もいいそうだ。「大変だったかかとの角質でも、力を入れなくても粉になってくれた」「かかとの厚くなった皮膚が柔らかくなりスベスベになった」といった声が寄せられている。
 同社は「ヒールたこやスポーツたこによる乾燥ひび割れなど、かかとの露出が多くなる夏の時期は特に気になる。効率良い使い勝手と、軽やかさでケアが習慣になり、はだしに自信が持てる」(同)としている。
 価格は2750円(税込)。

刃は粗め(写真右)と細かめの両面仕様

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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