【ヒットの秘密】 発売後すぐに1万枚完売〈スマートフライパン「sutto(スット)」〉/場所とらず、形がSNSで話題(2021年9月2日号)

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自立するので省スペースになる

自立するので省スペースになる

 生活関連用品の開発・販売を行うドウシシャ(本社大阪府、野村正幸社長、(電)06―6121―5888)は、自立させることができるフライパン「スマートフライパン『sutto(スット)』」の売れ行きが順調だ。21年2月から販売し、1万枚がすぐに完売したという。このほど、新しいカラーを展開開始した。今後は年間20万枚の販売を目指す。
 スットは、キッチンの収納に悩んでいる人の不満を解消するフライパンとして開発した。発売後にSNSでその形状の目新しさが話題になり、当初予定していた1万枚が即完売し、入荷2カ月待ちとなった。
 自立するので、使用したフライパンをシンクに置くときや、洗った後、水切りかごに置くときに場所をとらない。フライパンの内面には、ふっ素コーティングが施されているため、こびりつきにくく手入れもしやすい。
 フライパンの取っ手(ハンドル)は角に設置している。収納したフライパンをいかに楽に取り出しやすくするか検証した結果だという。四角い形状と、角にハンドルを付けたことで、スープや具材が注ぎやすい。四角い形状により、レトルトパックや冷凍うどんがきれいに入ることもポイントになっている。
 専用のガラスふた付きで、大きさは3つのサイズを展開している。新色「グレージュ」は8月26日から出荷を開始している。スットの実勢価格は、税込3058円から。卸売りにも対応する。

角に取っ手を取り付け、そそぎやすさも

四角い形状なので冷凍うどんにも最適

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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