【ヒットの秘密】 小型サイズがヒット〈「糖質カット炊飯器」〉/1年強で3万台販売(2022年7月21日号)

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「糖質カット炊飯器」

 家電メーカーのAINX(アイネクス、本社東京都、佐井強代表取締役、(電)03―6381―5050)が開発した「糖質カット炊飯器」が、発売から1年強で3万台を販売するヒットとなっている。多くのメーカーが、糖質カット機能を備えた大型炊飯器を展開する中、同社では、炊飯器内部にトレーを設置する独自の構造を採用することにより、小型化を実現。高齢者や若い女性が、2台目の炊飯器として購入するケースも多く、糖質ケアのニーズにマッチしたという。
 「糖質カット炊飯器」では、糖質を少なくコメを炊き上げることができる。20センチメートル×22.5センチメートル×23.5センチメートルのコンパクトなサイズである点と、低糖質炊飯でもおいしく炊ける点が特徴だという。
 「糖質カット炊飯器」は、釜の内側に、金属のトレーを設置している。炊飯中に、トレーに糖質を含んだ水分がたまる仕組みとなっている。
 他社の低糖質炊飯器の場合、コメを煮て、糖質を含んだ水分を釜の外側のタンクに逃がす設計になっていることが多い。そのため、炊飯器自体のサイズが大きくなりがちだという。AINXでは、トレーを設置する構造を採用することで、小型化を実現したとしている。
 トレーの裏側には特殊な溝が彫られており、トレーの裏側にたまった水が均一に落下する設計になっている。でんぷんを含んだ水を釜に戻すため、糖質をカットしても、普通に炊いたコメと変わらない味を再現できるのだという。
 「糖質カット炊飯器」で炊いたコメは、糖質を約33%カットできるという。カロリーに換算すると、女性が60分のジョギングをして消費するカロリー分に相当するとしている。
 「糖質カット炊飯器」の販路は、7割がEC、3割が家電量販店となっている。家庭の2台目の炊飯器として購入されるケースが多いという。一人暮らしのお年寄りや、中年男性など、普段から糖質を気にしている人の購入が多いとしている。ダイエットしたい女性の購入も少なくないそうだ。
 「糖質カット炊飯器」は、ホワイトとブラックの2色展開。7月22日には、3色目のグレーを発売する。価格は税込2万2000円となっている。

炊飯器内部にトレーを設置する独自構造で小型化を実現

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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