【ヒットの秘密】 販売累計110万個超え〈「食べられる歯がため」〉/ニーズ応える改善を繰り返し(2021年10月7日号)

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4種類の味を展開(写真左から=とまと、かぼちゃ、とうもろこし。むらさきいも)

4種類の味を展開(写真左から=とまと、かぼちゃ、とうもろこし。むらさきいも)

 ベビー用品ブランド「エジソンママ」を展開するケイジェイシー(本社東京都、チェ・チョンシク社長、(電)0120―699―979)はこのほど、2016年から販売している「食べられる歯がため」のシリーズ累計販売数が110万個を突破した。
 顧客の要望やニーズに応える改善を繰り返した結果、数字に反映されたとしている。
 「食べられる歯がため」は、月齢9カ月以上の幼児を対象とした堅い焼き菓子で、あごを使ったかむ練習やかむ力を育てる。1枚で長持ちするため、食べ過ぎの防止にもつながる。また、電車移動や外出先などの待ち時間での利用も提案している。香料、着色料、保存料などは不使用。
 同社は、商品開発にあたりSNSや投票システムなどを活用して顧客のニーズを吸い上げている。展示会などに出展した際にもアンケート調査を実施。それぞれの調査で上位にあがった内容を精査して、製品の改善や改良に生かしているという。
 20年4月には、利便性を高めるために商品をリニューアル。従来は1袋に7枚がそのまま入っていたものを個包装に変更した。「利用者から、同じものが7枚だと全部を食べきれない。いろいろな種類の味を持っていきたいという声があった」(同社)。
 16年の販売開始から現在まで、味やパッケージの変更などを繰り返している。発売当初はプレーン味などだったが、21年9月末には新たにトマト味を追加し、現在は野菜の味を中心に4SKUで商品展開している。

個包装で食べすぎ防止にも寄与

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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